浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利が提供するコラムです。
どんな原因や理由があっても不倫していいはずがない。
そんなに私に不満があったなら、はっきり言えばよかったのに。
それすらしないで不倫に逃げていた夫。
もし不倫がばれなかったらどうなっていたのか。
夫はずっと私に嘘をつき続け不倫していたはず。
妻としては、
まずは夫が不倫を認め心から反省すること。
そして不倫は終わりにし、夫婦関係の修復に向けて努力したいと夫が向き合ってくること。
そんな期待があるわけですが、、、。
私は夫のことが好きなのだろうか。
夫にただ執着しているだけなのか。
自分でもわからなくなっている妻は多い。
こんな夫に気持ちがある、
好きな感情は残っている、
なのに、なぜ私をわかってくれないのか、わかって欲しいと夫に期待している。
だからこんなに悶々として苦しいのかもしれません。
不倫問題の解決とは、夫婦関係の修復まで視野に入れた夫婦問題の解決です。
でも、不倫はきちんと終わっている状態でなければなりません。
夫も妻も傷を負わずに、夫婦の溝を深くさせないように、
不倫を終わらせることは、なかなか難しいことも現実問題、事実です。
不倫は絶対にいけないことだし、私(妻)に対する裏切り行為。
なのに、夫はずっと嘘をつき続けていた。
本当に反省しているのだろうか。
そんな夫に信頼関係を取り戻すことは無理だろうと思えてしまう。
だから夫に辛く当たってしまうし、激しく責めてしまうもの。
夫は不倫相手と水面下で続いているのではないか。
いずれまた浮気、不倫するのではないか。
そんな不安も根深く残っている状態です。
「私は不倫した夫のことは絶対に許しません!」と、思っている方もいます。
「不倫した夫を許す必要なんてない」と言う方もいます。
このように夫の不倫によって身も心も傷を負わされた妻はこの先、夫を信じることができるのでしょうか。
信じられるようになるにはどうしたらよいのでしょうか。
私の場合はもう手遅れなのでしょうか。
夫と不倫相手との関係はどうなのでしょうか。
もう何をしても無駄でしょうか。
さらに、離婚したほうがよいのでしょうか。
離婚になってしまいそうですか。
カウンセリングの相談者様がそう感じる苦悩は重々察します。
こんな夫を見てきて、不倫相手の気配を感じてきて、妻の不安や心配は尽きないでしょう。
でも、そこまで不安がらなくてもいいケースもあれば、
もっと危機感をもっていただかないと、大変な状況になりそうなケースもあれば、
すでにかなり深刻な状態ですよというケースもあります。
では、カウンセラーはそれをどういう視点で判断しているのか。
二つに注視するのですが、今回は、不倫の二人の関係性がどの段階かについて解説します。
彼の夫婦は破綻している、仮面夫婦で家庭内別居状態。
妻と夫婦関係を継続するつもりはないと不倫相手は聞いてきた。
しかし、いつまで経っても離婚しない。
家を出て別居するわけでもない。
彼(不倫夫)は本当に妻と離婚する気があるのだろうか。
苛立ちも隠せない不倫相手ですが、不倫している彼は、いったいどういうつもりなのか。
また、どれだけ優柔不断で決められない男なのか。
またそれは、不倫している夫を常々見ている妻にとってもそうなのです。
夫と不倫相手にいくら言っても終わらない。
だったら、不倫相手の旦那さんに事実をばらせば終わらせられるのか。
不倫相手の旦那さん(妻の不倫であれば、不倫相手の奥さん)はダブル不倫の事実を知らないだろうから。
では、言い方はよくないですが、相手の配偶者に不倫をばらすこと、真実を伝える行為はNGか。
それと、その行動で不倫に終止符が打たれることはあるのだろうか。
不倫者たちの勘違い、思い込みは激しいものです。
カウンセラーがとくに感じる不倫者たちの思い込みは、
別れたら後悔するという思い。
その別れたらの相手が妻(妻の不倫なら夫)や家族ではありません。
不倫真っ只中の相手なのです。
不倫していた頃、夫が離婚を言ってきたことはない。
不倫がばれたときも夫は離婚は言わなかった。
そして妻が不倫相手に行動をおこした際も、夫は離婚も別居さえも言わなかった。
むしろ離婚したいわけじゃないと言っていた夫だった。
なのにすべて決着がついて、不倫相手とは切れているはずで、これから夫婦関係の回復にがんばっていこうというさなかに、初めて夫が離婚を言ってきた。
「やっぱりあなた(妻)とは無理だから」と。
「夫が不倫を自白しました!」という状況の多くは、
妻が夫を問い詰めて認めさせた、夫に言わせたという場合が多いはずです。
夫としては、妻の追求をかわし切れず、認めざるを得なかったのです。
しかし普通は隠し通すものだし、問い詰められても否定する夫ばかりなのに、
「夫が自ら不倫を自白してきた!」というのはどうしてなのでしょうか。
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