夫に浮気を問い詰めても、「浮気はしていない、そういう関係ではない」と言い張る夫。
こんなにバレバレな状態なのに、浮気を認めないし、真実を語ろうともせず、
「していないものはしていない」と煙に巻く。
また、夫は不倫を認めたが、彼女とは別れた、終わったと取り繕っている。
一度ばれたら心を入れ替え、さすがに終わるはずだと妻は信じていたが、水面下。
妻に浮気、不倫がばれても夫はなぜ相手と別れないのでしょうか。
浮気、不倫がばれる時って、ある日突然やってきます。
夫の様子に違和感を感じ始め、決定的な事実を見てしまうことが多いはず。
夫のスマホのラインやメールの中身を見たら、浮気相手とのやり取りのオンパレード。
外で偶然見てしまった(遭遇した)夫と不倫相手とのツーショット。
夫へ愛を綴った不倫相手からの手紙が出てきた(見つけた!)ケースもよくあることです。
いずれにしても、妻にとっては夫の不倫は間違ないと確信できる事実だったのです。
不倫を確信した妻は、もちろん夫に問い詰める方が多いはずです。
一瞬青ざめて動揺したり、しどろもどろになる夫もいますが、
結局、「浮気ではない」「そういう関係じゃない」とか言い返してくる。
「嘘をつかないで!これが浮気じゃなくて何なのか!?」と詰め寄っても、
ありえない言い逃れをしつつ、不倫とかそういう関係ではないと言い張るものです。
こうなってくると夫も必死、不倫を認めたら負け。
妻に不倫がばれたことは夫は重々察しているのですが、
これ以上は何か証拠を出したり、言ってこないと踏んだ夫は、のらりくらりと逃げるもの。
もしくは逆ギレして妻に言わせないようにしたりする。
夫婦の間だからそんな言い逃れができたわけです。
とにかく妻が夫に初めて突っついた時から、
女なんていない。
浮気(不倫)していない。
そういう関係ではない。
会っている事実がばれても、
相談事をしていただけで不倫とかじゃない。
さらに、
そんな女がいるのならここに連れて来てくれ。
あなた(妻)の被害妄想じゃないのか!
とまで言ってくる夫さえいます。
結局、妻が知った事実で問い詰めても、浮気していない夫のままで切り抜けられたということで、
不倫は妻の考え過ぎ、事実誤認という状態にさせられている状態なのです。
確かに、そもそも浮気、不倫はしていなければ、
女と終わるもなにも、別れてよ!切ってよ!やめてよもないですよね。
ということなのです。
この状態を夫婦の間で続けている(続けさせられている)限り、
妻にばれても不倫が終わらない。
夫にとって不倫を終わらせる必要がないと思わせる要因になっている。
カウンセリング相談者様のなかには、このような状態の方が少なくありません。
妻に浮気がばれても認めない夫ばかりではありません。
しらを切り通すことができずに、結局認めた夫もいるし、自白した夫もいます。
夫としては離婚したくて浮気したわけではないから、
彼女とは終わりにする、別れると妻に約束する場合が多いはず。
そんな夫に対して、不倫はばれたら普通終わりにするでしょうと妻は思うものです。
でも実際はどうでしょうか。
一度夫の浮気を見抜いた妻はアンテナをぴんと張っている状態なので、
夫のあやしい様子や行動に気づきます。
そんななか、また夫の浮気行動といえる事実を知ってしまった。
けど一度目とは違い、夫自身も相当に学習してはいるし、もう妻にばれたくない感は必死です。
また、どんなことで妻があやしんでいるのかにもよりますが、
夫としては、
もう会っていないし、連絡もとっていない。
彼女とは終わっている、別れている。
頑なに終わったふりをし水面下、再発を否定し続けます。
そんな夫のことを信じられないし、まだ嘘をついていると疑っている妻が、
さらに問い詰めたりしたものなら、
そうやっていつまでも疑われることが辛い。
そこまで俺のことを疑うのであれば夫婦でいる意味がない。
そこまで疑うのであれば、一緒にいられない。
そこまで言うのであれば、離婚でもいい。
そんな夫の言葉に、私の思い過ごしか、勘違いかと感じてしまう妻もいれば、
これ以上夫を追い詰めると夫婦はダメになってしまう不安に襲われ、結局黙ってしまう。
結果、夫に幕を閉じられ、うやむやにしたままになっていく。
もちろん夫の不倫は続いたままなのです。
また夫のなかには、妻があまりにも問い詰めたり、突っついてきたから、
いつまでも疑って探る妻が怖い。
妻が睨むから居場所がない。
もう自由になりたい。放っておいて欲しいと言う夫にもなります。
帰ってこない、帰りが遅いのも、そんな妻のせいだと言ってくる。
夫婦の間で、こんな状態(関係)→ 水面下なんてあり得ない!
彼女とはもう終わったことにされているわけですから、
一度や二度不倫がばれても終わらないのです。
いかがでしょうか。
初めて浮気がばれたにせよ、水面下の不倫がばれたにせよ、
不倫はしていない、もう別れた、終わったことにさせられているから終わらないのです。
さらに言うならば、
「不倫をやめなきゃいけない」とわかっているけど、
1.刺激が欲しいという欲求、快楽欲しさに、別れられない。
恋愛依存から抜けられない。人は快楽を手放すほうが大変だから。
2.不倫相手に罪悪感があるからはっきり別れを切り出せられない。
不倫相手の執着心が強く、別れに難色を示す女だったケースもあります。
3.妻のことをなめている。もうばれないだろうと高をくくっている。
4.不倫相手を好きで別れられない。
5.「妻は俺を好きだし、俺を見捨てない。」
そのように夫に思わせ、浮かれた夫にさせていた。
だから、妻にばれても不倫相手と別れないということもあります。
でも、上記4は言うほど多くないはずです。
好きは好きでしょうけど、あくまで恋愛相手としての「好き」です。
自分の欲求(繋がり欲求、性的欲求、承認欲求など)を満たしてくれる相手として「好き」。
離婚して一緒に人生を歩むほどの「好き」ではありません。
そこまで不倫相手に本気であれば、夫の言動、態度は違うはずです。
問題は、むしろ5.です。
この項で一番お伝えしたかった原因で、この状態に陥っている妻はけっこういます。
もちろん5.の状態は、1〜3のどれか、もしくは全てにも当てはまっている夫は多いです。
要するに夫からすれば、妻にも不倫相手にも愛されている状態です。
妻にも不倫相手にも必要とされてる状態です。
だから妻も不倫相手も俺から離れるわけがない。
とくに妻に対しては、妻は離婚するはずがないし、俺を見捨てるわけがない。
そう自信を持たせている状態なのです。
だから、妻か彼女かどちらか選べない。
妻も彼女のことも好き。
もう少し待って欲しい。
どうしていいか俺にもわからない。
そんな夫はいますよね?
夫は妻も不倫相手も両方うまくやっていこうとしている。
ハーレム状態とよく言ってますが、妻にも原因があるわけです。
つまり、いつまでもこんな状態から抜け出せない夫を「嫌い」にならないと、
夫も自覚ができないのです。
でも、妻には不安があります。
夫のことを本当に嫌いになるかもしれないとか、
望まない離婚になるかもしれないと。
でも夫婦のことをよくよく検証し、夫と不倫相手との関係性も見ていくと、
夫は妻、家族を選択していることは間違いないケースばかり。
なのに、こんな状態でもいいよと夫に勘違いさせている妻なのです。
夫のことを嫌いになって!
もう好きでなくなって!
表面的にとらえないでくださいね。
そういう妻を演じるにはどういう言動、態度が必要か。
お互いの深層心理まで理解する必要があります。
いずれにしても、今度こそ終わらせるためには、
夫の不倫(水面下)は確かである事実を知る必要があります。
確かな事実を知り、言い切る必要があるからです。
不貞の回数とかではありません。
探偵の証拠が絶対必要とも限りません。
でも、夫に言い切れるだけの中身、内容の把握は必要です。
そしてこれまでと違った態度で夫に切り出すことが必要です。
上記の3とか5に該当したままの妻ではダメです。
「あの夫が身震いしながら、やっと認め、謝罪してきました。」
「しらを切り通していた夫が、天を見上げてため息をついていました。」
「一度目がばれた時、私は夫にすがって、私を捨てないで欲しい感を漂わせていたのでしょうね。
自分では強く言ったつもりですが。
夫に見透かされていたのかもしれません。
でも今回は違った。自分でもそう感じたくらい、もうどうでもいいやこんな夫ならと思った。
なるようになれと開き直りました。」
それともう一点。「別れたことにしておこう」とずる賢い認識を多くの夫が抱きます。
不倫がばれたことを知らない不倫相手もいるのです。
だから、不倫相手に対しての対処は必要なのです。
夫婦だけでけりをつけたのでは、解決したと言えません。
その後、どのタイミングでどのように不倫相手に対処するかもカウンセリングでは重点を置いています。
浮気しても妻だから許される、のらりくらりと煙に巻けている状況を夫婦で作っている。
水面下なら妻だから許される、のらりくらりとしらをきり通せる状況を夫婦で作っている。
妻はそれ以上のことは言わない、行動できないと思われている。
この手の不倫夫たちに対峙していくには、夫にはね返されない妻の強さが必要です。
どう夫に向き合っていくかはカウンセリングで個々にお伝えしております。
浮気、不倫カウンセラー|コラム一覧
〒289-1104
千葉県八街市文違297-162
カウンセラー
直通.090-2525-7449