結婚してから浮気したことはなかった夫。
家族のため、夫婦のため、真面目に生きてきた夫。
50〜60代のご相談者の中には、結婚30〜40年という方も少なくありません。
そんな夫が浮気した。
穏やかで真面目で、浮気なんてするとは思ってもいなかった夫が浮気した。
信じていた夫だから、妻にとっては「まさか主人が、、、」という思いです。
それだけでも妻にとっては天と地がひっくり返るほどのショックです。
しかし妻の苦悩はそれだけでは終わりません。
不倫がばれてからの夫の言動、態度、行動によりさらに追い込まれることになる。
どうして足を踏み外してしまったのか。
この変わり果てた姿は私の知っている夫なのか。
自由を奪われていた。
自由に生きたい、俺の好きなようにしたい。
俺はこれまで制限されてきた。
これまで必死に真面目に頑張ってきた。
おまえ(妻)に対して悶々としていたことは多々あった。
不倫した原因を妻のせいでもあると振ってくる。
そしてついに本音が出た。
彼女のことは好きだ。
彼女とは別れられない。
家庭より彼女をとる。
これが本当の恋愛なのかもしれない。
おまえと離婚したら、彼女にプロポーズしたい。
(離婚しても彼女と再婚することはないけど、彼女をとる)
おまえ(妻)に苦労させないようお金は出す。
つまり離婚まではしたくないけど、不倫恋愛をしていたい、認めて欲しい。
ということなのです。
ずっと真面目に生きてきた夫。
若い頃から浮気前歴のある夫ではありませんから、「まさかうちの旦那が浮気はしないでしょう」と、信じています。
しかし浮気はいつしかばれるものです。このような夫の浮気はばれやすいものですが、夫の異変を感じた妻は夫を問い詰めます。
もちろん最初はとぼけます。それが一般的に多いのは事実ですが、なかには妻が問い詰めてもいない状況で、夫が自白してきた!ケースも少なくありません。
が、結局、夫が浮気を認めるのは時間の問題です。妻もかなり確証をもって詰め寄ったわけですから、認めるまで手を緩めないでしょうか。
となると、これも不倫が妻にばれた後の多くの流れと一緒で、夫婦で話し合いが始まり、不倫相手とは別れる方向にもっていくはずです。
夫自身も、これまでの夫婦の絆、家族の大切さは身に染みてわかっていますし、離婚することまで頭にないわけでしたから。
つまりまさかばれるとは思っていなかった。
ばれなければ波風立たずにずっとこのままだったのにという思いでした。
でもばれてしまったからには、不倫相手と終わるしかないのかと受け止める。
なかには「妻にばれた」と不倫相手に言う夫すらいます。
またそれを聞いて、奥さんにばれてまで続けるわけにはいかないと、引く女もいることは確かで、ばれても水面下に潜ることが多いなか、いったん本当に別れる二人もいるものです。
ですからなんでもかんでも水面下です!とは言い切れないわけでして、二人がどのようなつもりか、また二人が置かれている環境などで、いったん終わることがあるのも事実。
が、その終わっている切れている期間は長短様々なのが、この不倫問題の面倒なところです。
またこのような不倫夫たちは妻にばれてから(自白してから)、無駄に真面目な部分が髄所に出てくる傾向もあります。
つまり不倫相手のことを妻に喋るということです。
もちろん肝心な個人情報は口を閉ざしますが、不倫相手のことをべらべら話す。
妻が聞けば、言える範囲のことは話してくる。
冷静に捉えれば、不思議な事、おかしなことなのですが、どういう会い方をしてきたかまで話している夫すらいる。
妻と不倫相手をいまだに比べているからそんなことも言えるし、妻に対して嫉妬させたいというより、困らせたい、少しダメージを与えたい気持ちだってあるわけです。
不倫していた!ということだけでも大ダメージなのにです。
だから妻、家族がどれだけ傷ついているかもわからない人だからできると私がよく言う所以です。
もちろんその時も、水面下ということも全然ありますし、水面下を隠すどころか完全に開きなおっている夫もいますから、いったい何を考えているのか妻には理解不能です。
ただこのような夫でも一応「彼女とはもう終わった」感を漂わせているケースは多いものですが、結局またばれるわけです。
ばれて言い逃れしたとしても、妻は再発も水面下も確信しております。
妻の夫への追及は始まり、さらに不倫問題で夫と妻の衝突は続くわけです。
妻にまたばれた。二度目か三度目か。そしてもう逃げきれない。
今度こそ終わりにすると言うどころか、違った。
今まで自由を奪われていた、俺は自由に生きたい。
ずっと制限されてきた。
これまで仕事も家族にも真面目に頑張ってきた。
これまでおまえ(妻)はこうだった!
夫婦はセックスレスだった。
とにかく妻の悪いところ、非を突いてくる。
50〜60代の夫婦であれば、それは長い結婚生活です。良かった思い出も、幸せだったことも、嫌だったことも数多いはずです。
その悪かったところを執拗に突っついてくる。
妻は妻でこう言ってきた。
あなたのしていることは不倫で、社会的に認められないこと。おかしなこと。
いったいどうしたいのか。
それでも自分のしていることを相手と一緒に貫くのか!?
迫られた夫はこう答える。
彼女のことは好き。
彼女とは別れられない。
これが本物の男女の恋かもしれない。
家庭より彼女をとる。
離婚したら一緒になりたい。
離婚したらプロポーズしたい。
(離婚しても再婚はしないけど、ずっと彼女といたい)
おまえ(妻)が離婚を望むなら離婚でもいい。
さらに、お金のことは苦労させないようにするから、、、
いかがでしょうか。
ついに夫の本音が出たわけです。
この脳みそに、夫が離婚を切に希望している感じはありません。
しかし、妻がこんな俺と離婚でもいいと言うならば、それも受け止めるということです。
不倫相手の存在でより強気にさせています。
お金のことを苦労させない、、、は、カウンセラーとしては、「とりあえず離婚ではなく別居でいい」が念頭にあると読みます。
妻に疑われず、突っつかれず、自由に恋愛ごっこをしていたいのです。
私が察するに、不倫相手のほうだって、今すぐ彼(不倫夫)と同棲するとか再婚するとかの状況ではない事例も多く、それより、結婚願望はなくこの関係をずっと続けていきたいつもりの相手もけっこういます。
さすがにその果ての姿は、夫と不倫相手二人の間で建て前と本音が交差していますから、二人の間にも温度差があっても不思議ではありません。
しかし今、目にしている夫はとち狂っています。
夫はこの不倫恋愛を必死に維持していきたい。
それには妻が認めてくれるか(認めさせるか)、別居してふたをしてしまうか。
勢いで離婚も受け止めるかもしれません。
夫の本音はそこにあります。
これまで真面目に生きてきて、平凡な生活の中で不倫恋愛を知ってしまった。
その刺激は今までに経験したことがなかった高揚感を与えてくれるもの。
となると、不倫に浸ってしまう度合は半端ではないでしょう。
よく夫が書いた愛の手紙、メッセージを見つけるのはそういうことです。
夫にいくら正論をぶっつけても、改心を促しても、世間体が悪くても、社会的に制裁を受けても俺は受け入れるくらいの頭です。
その言葉が出てくるほど、麻痺、錯覚状態なわけです。
となると、不倫の相手方である女に対しての対処は必要です。
夫のしたいこと、
離婚でもいい(離婚も受け止める)と言うけれど、違う。
離婚ではないのです。
好き勝手、自由に恋愛をしていたい。
カウンセリングでは、そんな馬鹿なことはあり得ないこと。
こんな夫にはどうするかを個々に考えていきます。
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