夫の不倫。
妻に気づかれないまま消滅していったケースも多いようですが、初期段階であやしまれたり、ばれてしまう夫は多いものです。
その分岐点は、
夫の家庭での妻への変わらない態度、接し方。
妻にあやしまれないように注意している行動の巧みさ。
そして「まさか夫が浮気するなんて」と、夫を信じている妻。
またあえて言いますが、あの頃夫にそれほど関心がなかった妻。
以上のいくつかがリンクすれば、夫の浮気、不倫はよほどのことがない限り、発覚しないでしょう。
そんな状態で何年経ったのでしょうか。
3年間の方もいれば、5年いや10年の方もいます。
10年間、夫が実は不倫していたという事実。
まったく気がつかなかった妻もいる。
初期段階でばれて、夫の終わりにするを信じて、水面下に気がつかなかった妻もいる。
それがひょんなことで「えっ!?」と気がついた。
そうです、長年の夫の不倫を知ったわけです。
いったいなぜ!?
夫はずっと嘘をついていたのかと思うと、
いったい夫は何を考え、どうしたいのか。
夫の不倫に終わりがくるのだろうか。
私は離婚した方がよいのかと妻の苦悩は続きます。
でも、
泣いてばかりいても、怖がってばかりいても、そして一人で悩み考えていても、夫の不倫は何も変わりません。
不倫をするなら絶対にばれないようにするべきです。
やるなら家族を悲しませないように、完全犯罪に徹して欲しかった。
そんなフレーズを不倫発覚後に言われる妻はいます。
「知らぬが仏」だったら的なニュアンスです。
ただ冷静に捉えると怖いものです。
5年間にしろ10年間にしろ、ずっと普通に夫婦をやっていた。
なかには当初は気がついていたけど、そのまま放置してしまって長年の月日が経過した方もいます。
いずれにしろ、夫が離婚を言うわけでもなく、普通に夫、普通にパパしていたわけです。
でも長年、家の外に出れば、夫には女性がいたということです。
長年の不倫において、どれだけのペースで二人が密会していたかは様々ですが、仕事と嘘をつき、不倫相手と深夜遅くまで過ごしていた。
一人住まいの不倫相手であれば、二重生活か?くらい相手の部屋に出入りしていた。
二人で不倫旅行に出かけたこともあった。
とにかく妻が気がつかない(放置していた)間、刺激的でこの上ない快楽を享受してきた関係だったわけです。
しかし、夫としては、「家庭まで壊すつもりはない」と貫いてきた愚行。
不倫相手の背景も様々で、相手がどういうつもりで関係をしてきたかは、ここでは掘り下げませんが、夫としてはとにかくこのままの関係でいいと思って、だらだらと続けてきたのです。
さすがに罪悪感なんてありません。
もうこの生活が普通になっているわけですから。
家がある、妻が迎えてくれる、子供たちもいる、そして明日は女に会う。
こんな状態でばれないまま、さらに年月が経過していく夫もいます。
しかし、ばれる人はばれる。今までばれなくても、ばれる時はひょんなことでばれるものです。
夫のスマホを見たら、女との親密なやりとりがあった!
夫と知らない女性が一緒にいるのを偶然、目撃した!
夫に宛てられた女からの手紙を見つけた!
たった一つの現象を見てしまい、「えっ!」「嘘っ!?」と驚く妻。
信じていた夫のもう一つの顔を見てしまったかのような驚きです。
その一つの疑惑から、まさかまさかと思いながらも、心臓はばくばくしながら探り始めると、さらにまた一つ、二つの真実を見つけてしまう妻。
隠し通してきた夫は油断もしています。
だって夫は妻は不倫に気がついていないと信じているのだから。
妻と夫とで、信じているの意味合いが真逆です。
妻としては、
こんなに長い間、不倫していたのか。
こんなに長い間、嘘をついていたのか。
ハンマーで脳天をぶっ叩かれたかのような衝撃です。
もちろん多くの妻は、夫の不倫を知った以上、見てしまった以上、夫を問い詰めてしまうものです。
でも多くの夫は認めません。どこまでの事を知っているか、どこまで夫に言うかはそれぞれですが、その時見せる夫の切れ方にも驚きです。
夫が認めるにしても認めないにしても、妻としてはもう100%クロなのですが、夫によっては頑なに否定する。
そこまで疑うならもう離婚でもいいくらい担架切ってくる夫もいる。
とにかく妻を騙らせたい。俺は自由にしたい、放っておいて欲しいから。
俺は俺なりに家のこともお金のこともちゃんとやっているんだし、ちゃんと帰ってくると言い張っている夫。
だから、波風立てないようにさらに蓋をして、夫と共存共栄していけますか?
無理に決まっています。
「でも、どうしたらよいのか気持ちも体もついていかない、、、。」
もちろんです。
でも、泣いてばかりいても、どうしようか、困ったと考えあぐんでいても何も変わりません。
夫と不倫相手の関係だって当然変わりません。
夫は不倫はしていない体を貫いているのです。妻の考え過ぎ、妄想とまで言う夫なのです。
このような状態では、夫とは話はできません。
もう何を言っても無駄でしょうと弱気になっている。
何を言っても、どうせ、、、と、妻が諦めているのかもしれません。
諦めてなんていない、精一杯やったと言いたい方は、今までのやり方が違ったんだと捉えるべきです。
それとこの問題の重みをよく自覚してください。
5日間でも5週間でも5カ月でもありません。5年間なのです。
10日間ではありませんよ、10年間なのです。
それだけの長い期間、夫は偽ってきたのです。
知らぬが仏ではありません。仏様も黙っていられなかったのでしょう。気づかせてくれたのです。
もういい加減にしなさいと。
だから真実を知ったことは転機だと認識して欲しいのです。
さらに真実を探る、知ることに対して怖がらないで欲しいのです。
そして一晩どころか、一週間でも、いや来る日も来る日も、悲嘆に暮れることから逃げないでください。
悲しい、苦しいを受け入れてください。
さらに怒りの感情も芽生えてくるでしょうし、その怒りも受け入れてください。
悲しい気持ち、苦しい気持ちにはなりますが、もっと怒りの感情を抱いて当然なのです。
冗談じゃないよ、あなたはいったい正気なのか!
ずっとこのままでいいはすがないじゃんという気持ちをもっと持って欲しいのです。
さんざん泣いた後は、何とかするときが来たのです。
実際、離婚はしない(できない)と思いながら、不倫をし続けている夫が多いのです。
だから不倫がばれても、また妻が黙ってしまえば、夫としては安泰。さらに不倫は続きます。
堂々巡りですよね。
不倫が発覚後、もう終わったと信じてしまって、信じ切ってはいないけど放置してしまって、ずるずる5年10年という月日が流れることは、夫の嘘から目と耳をそむけて、不倫と共存共栄しているようなものです。
しかし夫の不倫に何年も気がつかなかった。
知らないで巧みに嘘をつかれていたなら、これも相当に痛いことです。
でも過去のことを振り返って悔やんでいるばかりでは、夫の不倫は終わりません。
もう動く時期が到来したのです。
不倫を確信した以上、夫婦の間には亀裂が生じています。
波風立てなければ、夫婦は普通に機能していても、妻の我慢のうえで作られた、体裁を保った夫婦、家族を演じているだけになります。
何とかしないとこの不倫はさらに続きます。
涙が出尽くした後、
「私が、なんとかしなきゃ」
立ち上がってください。
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