信じていた夫が不倫をしていた事実を知った妻。
夫は私(妻)のことが嫌いだったのだろう。
不倫相手に本気で、離婚したいのだろう。
自分の存在価値がないがしろにされたと感じます。
だから腹が立ち責めてしまうもの。
不倫夫はその夫なりの自己防衛で抵抗しますが、キレたり、いろいろと言い訳を言いながらも、
最後は反省の言葉を返してくる夫たちもいます。
自分が悪かったから。
自分でやめるつもりだった。
は、常套句ですが、
責める妻に、もう俺は何も言えない。言う権利はない。
離婚するかどうかはあなた(妻)が決めて。
そのような夫も多いものです。
離婚という言葉も出てきましたが、妻に離婚の気持ちはありません。
妻は、不倫夫の気持ち、本心が聞きたいのです。
夫に裏切られ、何を言われても信じられないほど辛い。
不倫相手のことを想像して自分と比べてしまう。
とてつもなく不安に襲われ、苦しくて仕方がない。死にたい気持ちになるときもある。
この傷をずっと背負いながら生きていくのか。
だからよけい夫を責めてしまう。
苦しさ、痛みから逃れたいから。
もっと私(妻)に向き合って欲しいから。
私に寄り添って、私を愛して欲しいから。
そんな妻に夫はこう感じたりする。
妻は俺のことが好きではないんだ。
妻はもう俺を信じることができないのだろう。
妻には俺の存在価値なんてないのだろう。
だから責めたり、当たりが強かったりするのだろうと。
このような状況に陥っている夫婦は少なくありません。
不倫発覚から夫婦は一変しており、最悪な状態です。
夫婦関係は不倫が発覚してから悪くなるほうが断然多いから。
なぜ不倫された妻はこのような気持ちになるのか。
なぜ不倫した夫がそういう気持ちになるのか。
不倫された妻の感情は、不倫したあなた(夫)は私の期待に完璧に沿わなければならない。
私を愛する必要がある。私にもっと寄り添う必要がある。
そのくらいの感情を抱いている方もいます。
でも、その心は妻の幼少期に、両親との関係で傷を受けていた自分と一体となり、夫を責めている。
まさにそのような状態でもあります。
私はもっと親から愛されたかった。認められたかった。
なかには父親(母親)の不倫を知り苦しんでいた子もいます。
不倫によって家族が崩壊していく経験をしたなら、今の不倫夫と重ね合わせ、
不倫夫へのこの程度の攻撃は(無意識の方もいますが)当然のことだと思うでしょう。
そしていっぽうの不倫夫。
執拗に責める妻は夫にとっては攻撃としか感じません。
攻撃する妻。詰問する妻。それにコントロールするかのような妻には耐えられません。
それも夫がどんな人格を形成してきたか。
これまでの人生において苦しかったとき、人間関係に問題が起きたとき、
その痛みをやわらげるため、どのように自己防衛をしてきたか。
カウンセリングでは、そこにも目を向け詳しくお伝えしていますが、
幼少期の経験がどう心に刷り込まされているかに影響を受けることは常々感じます。
大人の妻、大人の夫はわかっているのです。
感情的にならず、冷静に向き合うこと。
そんなことは言うべきではなかった。
あんな態度はとるべきではなかった。
なのに、「またかっ」と、どうしても繰り返してしまう。
夫の不倫問題とどう関係があるのか!?
そう感じる方もいるでしょう。
不倫という問題行動に表面的に対処できても、
内面、傷ついた心は置き去りです。
十分に理解して、そうだった自分を認めてください。
これまで自分を苦しめてきた原因だったのです。
ネガテイブな出来事に対して、自分がどういう感情を抱くかは自分次第です。
自分の思考、感情、意識はコントロールできます。
自由に変えることができることも受け止めて(学んで)ください。
それがまた人間としての成長にも繋がるはずです。
不倫問題も、溝ができた夫婦関係も、
妻、夫とも大人の自分でなければ解決できません。
夫婦関係をどうするかへ
〒289-1104
千葉県八街市文違297-162
カウンセラー
直通.090-2525-7449