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一度浮気、不倫した夫はまたするのか|カウンセラーコラム

夫の不倫問題の解決、夫婦回復へ

あなたを心理面、行動面でサポートします!

コンセプト浮気した夫はまたするのか

夫のことが信じられないから不安な妻


また浮気した夫

一度浮気、不倫した夫はまたしますか?
カウンセリング相談者様からよく聞かれる質問です。

浮気、不倫された心の傷は、すぐには癒えません。
まさか浮気するとは思ってもいなかった妻も多いでしょう。
嘘をつき裏切られたネガティブな記憶はいつまでも残りやすいものであり、
事ある毎に辛かった頃を再認識してしまうものです。
まだ不倫が終わっていない方にとっても、不倫に終止符が打たれた方にとっても、
夫はきっとまたするのではないかと心配は尽きません。

離婚するかしないか迷っている妻、
夫婦の絆を守っていきたい妻だから、
この不安は大きいものです。
だって、一度浮気した人はまたすると言えるなら、
夫婦を諦めてもいいと思っているからです。
もう二度と同じ苦しみを味わいたくないからです。

浮気、不倫した夫はまたするものなのか。
それはいったいどうしてなのか。
そうだとしたら、どのように対処したらよいのでしょうか。


あの刺激、快楽、ときめきが欲しくなる夫


職場の不倫相手と再発した夫

まず結論を言いますが、
一度浮気、不倫した夫が必ずしもまたするとは言えない。
またするか、しないかは、

〇なぜ夫がまた浮気するのか、する必要があるのか、夫自身の問題に影響されること。
だから夫が自分自身のことを知り、理解して向き合わない限り、またするリスクはある。
妻とは関係ない根深い問題が未解決のままな夫なのです。

〇夫婦関係はどうだったのか。また浮気に走らせる(逃げる)要因はなかったか。


この2点によるところが大きいとカウンセラーは捉えています。

夫が浮気に走った原因も様々ですが、
妻に対する不平不満が募ったからというよりも、
夫自身が刺激や癒しが欲しかった、人によっては恋愛していたかったと言う人たちもいますが、
自分本位でやったことであることが多いからです。

普段も普通にコミュニケーションがあり、
スキンシップも夜の夫婦生活もあった方も少なくありません。
ただし、よくあるケースとしてセックスレスだったとか、
レス気味だったことで夫に不満があった。
マンネリ化した生活に飽き足らなくなり、
生活のスパイス、癒し欲しさに浮気、不倫に走った場合はあります。
これは妻の浮気でもあり得ることです。

ですから「自分に至らない点が多々あった」と自虐的にならないでください。
夫が妻の悪いところを言ってきても、夫が言うほど妻は悪くありません。
それが浮気、不倫した決定打とは言えないことが多いのです。

一度や二度ばれて、妻が嫌なのはわかるし、ばれたらもめることは想像しているけど、
夫がなぜまたするのか、する必要があるのか、したくなったのか夫自身に原因があるのです。
つまり夫自身が、強い決意と覚悟をもって問題行動をとらないよう自制できていない、
自分をコントロールできていないのです。
となると、妻に非はありません。
夫次第で、一度浮気した人はまたするということが現実化してしまうのです。
後ほどもう少し詳しく解説します。


さて、妻もかかわってくる問題は後者です。
夫婦が冷え切っていた。
会話もあまりない。事務連絡のみ。
夫婦喧嘩も多いなどの状況であればもっとわかりやすいはずです。
浮気、不倫された妻は、「自分はされた被害者」という被害者意識から抜けられない方も少なくありません。
たとえ不倫が終わった後でも、疑心暗鬼になり、疑いの目で見たり、
蒸し返して詰め寄ったり、責め過ぎてしまうこともあります。

不倫は終わったと感じていても、不安でざわめく自分の感情といつまでも闘っている妻も多い。
だから、された方としては、夫のほうからもっと真剣に向き合ってきて欲しい期待があるし、
自分にも非があったと自省した妻でも、浮気、不倫した夫に対して、
カウンセラーがアドバイスするように自分から夫へ向き合うことがなかなかできない。

不倫が終わっても、夫婦関係の溝は埋まっていない。夫婦関係が改善していない。
そんな状態が、また浮気に走らせる(相手が逃げる)要因にもなってしまうのです。

それは相手が夫婦に求めていたことが、
夫婦、家庭は心のよりどころ、心の支えとなり、
自分の存在が認められる安心できる居心地のいい場所。
そして温もり、触れ合いを感じていたい、繋がっていたい。それは心でも体でもです。
そんな期待が大きかったのでないでしょうか。
ただの家族、同居人状態だった。期待はしていない、諦めていたという方もいますが、
そこに問題点はなかったでしょうか。


不倫恋愛は劇薬です。人は快楽欲求も満たされないではいられません。
浮気、不倫に逃げていた人たちですから快楽欲求も承認欲求も強いはずです。
快楽と承認を求めて外にまた逃げる人たちがいても不思議ではないでしょう。
結局そのような流れから、1年後や3年後にまた浮気が勃発するのです。
要するにまた浮気、不倫するかは、
前回終わらせた後の夫婦関係に影響を受けることも事実です。

カウンセリング相談者様のなかには、この状態だった方は少なくありません。
夫自ら不倫相手を切った、不倫相手が夫から離れていった、
妻が不倫を終了させたなど不倫が終わった原因も様々ですが、
その後の夫婦関係にどこまで取り組んできたかが重要だと言えるのです。


どんな妻であっても浮気を繰り返す夫


また浮気した夫

ただ世の中には、どんな妻であっても、浮気を繰り返す夫もいます。
常に婚外恋愛をしていたい夫。
セックスに対して依存症であり、妻以外の女性を求め続けている夫。
一人の女性との浮気を見つけても、まだ他にいた。
不倫を終わらせても、すぐにまた別の女性と関係する。
妻には「うちの主人は病的です。治療が必要なのでしょう」とまで映っています。
夫婦関係をよくしようと妻が努力してもまったく響かない、どこ吹く風です。

このような夫は、不倫は倫理とか道徳に反している。
いけない行為だという正論は通用しない人たちです。
不倫はなぜ叩かれるのかでも解説していますが、
「結婚したからといって、恋愛してはいけないという縛り付けはいかがなものか。」
「そもそも家庭を壊すつもりがなく、男の癒しとしての浮気くらいよいのでは。」
どれだけ認識が歪んでいるのでしょうか。
このような認識の夫をもつ相談者様の苦労は並大抵ではありません。

遺伝学的にも、不倫をしやすい遺伝子が存在することは脳科学者も言うことです。
それに夫の幼少期の養育環境も影響を受けていることもよく見いだします。
両親からの愛情、共感が十分に注がれず、家庭が温かい居場所と感じていなかったかもしれません。
幼少期に家庭が心のよりどころ、心の支えとして機能しているか否かは心の形成に重要であり、
十分ではなかった子は、
寂しさ、孤独感、悲しさ、不安、寄る辺なさ、無価値感などの感情と闘うため、
そのよりどころを外に求めたりします。それは想像の世界の中の自分の場合もあります。
幼少期に刷り込まされたネガティブな信念、それを感じないための自己防衛が
夫(子供時代)を苦しませてきたのでしょう。

夫のこれまでの数々の恋愛、浮気、風俗なども、そんな信念からとってきた行動とも言えます。
要するに自分自身のことがわかっていない。
自分がなぜ問題行動を繰り返してしまうのかに向き合うことが必要なのです。
自分自身のことをよく知り、理解し、改善する決意、覚悟を持たない限り、
妻がどんなに探っても制止させても、それをかわして浮気をする夫状態です。
あまりにも妻に問い詰められたり、責められれば、そんなに疑うなら離婚でもいいと開き直る。
そしてその暴言で妻は黙ってしまうから、妻は何とかなる、妻は俺を許してくれると勘違いし、
いつまもで浮気、不倫を繰り返します。


初めての浮気、不倫かどうかがカギ


夫婦カウンセリング相談者

一度浮気、不倫した夫はまたするのか?
数々の問題に携わってきたカウンセラーとしての結論ですが、
初めての浮気、不倫であれば、二度としない夫にできる可能性は高い。
この先、また浮気するリスクがある夫は、実は今回が初めてではないという事実。

もう一つの結論は、初めての浮気、不倫であっても、
その後の夫婦関係によって、再発するリスクは高いという事実。

ということは、今回が初めての浮気、不倫なら、
夫婦関係の価値観の溝をできる限り埋めて向き合っていけば、
「一度浮気した夫はまたする」とは言いえない。
防ぐことができるということです。

本当に今回が初めてなのでしょうか。
そうではない方も多いものです。
過去にしたけどばれていない夫もいます。
過去に風俗を頻繁に利用していた夫もいます。
過去に一度だけ浮気した夫もいます。
確実ではないけど過去に何度か浮気疑惑はあった夫もいます。

「一度浮気、不倫した夫はまたするのでしょうか?」ではなく、
今回がすでに二度目三度目なので、
「またする」が答えになる方も一定の数います。

その場合も、その原因は何なのかを明らかにします。
夫自身のネガティブな信念の問題と夫婦関係の両方を検証する必要があります。
どちらかが原因の場合もあれば、この二つが絡んでいる場合もあります。

いずれにしても、夫婦関係の問題が大きければ、
夫婦の価値観に温度差があったことを受け入れ、
夫の変化を期待せず、相談者様が意識を変えて改善する努力が必要です。
それによって問題が解決する可能性は高いでしょう。
しかし問題はそんな単純な話ではなく、夫自身の問題も影響してくるから、
夫のことを過去からさかのぼって改めて知る必要があります。

するかしないかの最終的な決断は夫次第です。
それに夫婦であっても夫(他人)をコントロールできません。
ですが、
夫婦間での性的欲求も満たせている状態は必要ですが、
夫婦が心のよりどころ、心の支えとなることで、
夫も問題行動をしなくなる可能性は高まるのではないでしょうか。

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浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利

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