既婚を隠して浮気、不倫する夫は一定数います。
(これまで多くの不倫妻をもつご主人からの相談を受けてきましたが妻たちの中にも存在します)
不倫する夫の例で言えば、妻、子供の存在をなかったことにする人たち。
結婚を描いていた不倫相手からすれば、結婚するする詐欺男。
不倫相手の親兄弟にまで会った夫も少なくありません。
恋愛欲求、性的欲求などを満たすために嘘のストーリーを作りあげ、もう一人の自分を演じる。
人として最悪な愚行ですが、彼らはなぜ独身と嘘をつき浮気、不倫するのでしょうか。
「夫はそんなに私(妻)のことが嫌いで離婚したいのか。
本気で家族を捨てて、不倫相手と一緒になりたいのか。」
そう感じる妻も多いはずです。
しかしそれは思い違いです。
既婚を隠す夫の多くは離婚まで考えていません。
家庭を壊したいとは思っていません。
この行動自体、家庭を壊している行為ですが、壊す行動という認識がない。
だってそもそも独身を装っているのだから。
これまで多くの浮気、不倫した夫のカウンセリングをしましたが、
独身と偽っていた夫たちにその理由をリサーチした結果を列記します。
既婚を隠した理由は、
〇独身のほうが遊べる女性を見つけやすい。独身のほうがもてると思った。
知り合った後も女性との関係がうまくいきやすいと思った。
〇遊んだり関係する相手に(若い)独身女性を望んでいた。
であれば自分も既婚でないほうがバランスがとれる。
〇相手女性ともめたり別れたくなったとき、独身のほうが妻や家族に何かされるリスクがない。(しかし結局妻にばれたとき、そのリスク回避のつもりが逆に自分を脅かすリスクになったと後々痛感している夫も多いことも事実)
要するに遊ぶのも、終わりにするときも安全だから。
●そもそもありのままの自分に自信がない。だからもう一人の自分を作りあげる必要がある。
年齢や職業や年収、学歴などを偽るように、未婚とか離婚したと偽るわけです。
ばれた後、「俺は弱い人間。逃げていた。」などと言う夫もいます。
→このようにはっきり言いませんが、既婚を隠していたこと以外にも嘘があり、いろいろお話しを聞く中、何かしら劣等感をもち、自己肯定感が低い人たちと感じた次第です。
いずれにせよ家庭と遊びとを切り分けて、嘘で固めている情けない人たちです。
だから社内不倫と違い、自分のことを知られていない独身女性が多い傾向です。
マッチングアプリ、出会い系サイト、夜のお店などや仕事関係で知り合ったり、行楽地や飲食店(客どうし)で知り合った相手が多いものです。
では、いったいどのような性格(人格)とかタイプの夫が多いでしょうか。
これを確かめるには夫の幼少期からの環境をお聞きして検証していきます。
父母(養育者)のこと、父母との関係性まで確認していきます。
夫から聞いており把握している方も多いので、された妻から聞くことも、した夫自身から聞くこともありますが、一定の傾向を常々感じてきたので以下に列記します。
〇人当たりがよい。外面がいい。←これは一般的に浮気不倫する人に多いことは事実。
〇幼少期から嘘がつける子だった。←現状に満足できないことが多かった。それは自分自身のことだったり、両親だったり、生活環境だったりする。
問題のない普通の家庭でも、養育者(親)はちゃんと育ててきたつもりでも、あの頃、本人がどう感じていたかです。幼少期の頃をはっきり覚えていないこともあるでしょう。
でも、親の振舞いや家庭というものに満足していなかった。
よってもう一人の自分を演じたり、違う環境にいる自分を作ったりする。
そして他者に対して嘘をつくことがあった。
自分が感じる満たされない現実の苦しさや不安から逃れる必要があったから。
無意識にそんなことを繰り返してきたわけです。
〇ということは、コンプレックスが強い。何かしら劣等感を抱いている子だった。
その劣等感は成長しても消えることはない。コンプレックスを隠すため、ばれたくないため、無駄に強がったり、違う自分を見せようとする行動は年齢を重ねても変わらない。
〇逃避、回避癖がある。←多くの不倫者に言えることですが、この手の夫にはとくに感じます。
不倫する前からこのようなネガティブな信念が刷り込まされていた。
幼少期、10代の頃も、大人になっても罪悪感もなく偽ることは往々にしてあった。
またばれなかった。ばれても懲りるほどのことが起きなかったから、自己防衛のため嘘をつくことはよくないという認識が不足したままだった。
独身と偽るのは軽い嘘という認識だったはずです。
さて、既婚を隠して嘘をついていた夫と不倫相手にも様々な事例があります。
相談者様の夫(独身時代にすでに別れた彼)が過去、既婚を隠していたケース。
既婚がばれ、今の夫はあのとき謝罪しながら「妻と離婚するから許して欲しい」などと言ったとか。
そこから半年1年が経過して前の奥さんと離婚が成立したというが、そのような経験をされた方々はいます。
また、彼があやしいと感じ探偵に調査依頼して戸籍を調べ、結果既婚者だったことが判明した事例も過去少なくありません。
また、このような事例もよくあります。
妻に不倫がばれた際、夫が妻に、
「俺は彼女に独身と言っていた。」と自白するケースです。
夫婦で話し合った結果、離婚せず夫婦をやり直すことになった。
もちろん夫は妻の前で不倫相手と別れる選択をし、自分で終わりにすると言う。
妻は夫を信じて、不倫の後始末を夫に委ねました。
さて、夫は不倫相手と終わりにするつもりで既婚を告げた。
ショックを隠せない不倫相手だったが、最後は既婚でもいい、別れたくないと言われ、さ迷い始める夫。
不倫相手と別れて夫婦再構築に向かうはずが、水面下の状態になり、相談される妻は私のところでは多いものです。
でも独身だと嘘をつかれていた不倫相手に過失がないとは言い切れません。
被害者意識の強い不倫相手が多いので見解を述べます。
知り合った始めの頃、彼は独身と思っていた不倫相手が多いことは事実です。
そう言われているから当然です。
しかし段々とあやしいと感じ始める不倫相手も多い。
でも、問い詰めたり、しつこく追求はしない。
疑って彼に嫌われたくないし、彼がうまく嘘をついてきたこともある。
しかし、結局妻バレして既婚とわかる。
その時点で既婚とわかったなら、「既婚とは知りませんでした。」は通用しない。
既婚とわかりながら別れられずにずるずる関係を続けた相手にも過失はあり完全に不法行為です。
多くの不倫問題に携わってきたカウンセラーの見解として、既婚と気づいたのは妻にバレた後ではなく、意外と早い時期かもしれません。そこをうやむやにする不倫相手も多いのでご注意ください。
他の記事でもこのように言いました。
「既婚と気づかなかったあなたは、知り得る環境であったのに、知らなかったことはあなたの過失です」と。
さて、話を妻に不倫がばれてからの夫に戻します。
夫は不倫相手に既婚を告げたものの、相手はそれでもかまわないし別れないと言う。
夫もそもそも不倫相手とうまくいっていたし手放したくはないのが本音。
となると、妻とは別れるからという嘘のストーリーが始まるのです。
妻とは離婚の方向で話し合っているから。
妻とは夫婦破綻してて、別居している(別居した)から。
妻は病気で余命が、、、とまで言った夫もいます。
偽装の戸籍謄本を作成して不倫相手に信じさせた夫もいます。
いっぽう妻に対しては、彼女と別れたテイです。
このような新たな嘘をつき始める夫を多く見てきました。
罪悪感もなく平気で妻、子供の存在を消して遊んでいた夫です。
次の物語に入るなんて容易いことかもしれません。
でも、このストーリーもまたばれるものですが、、、。
とにかく少しでも早く気がつくことです。
すべての不倫問題にも言えますが、知ったら放置しない。いずれ終わるからと待ち過ぎない。
また、不倫相手との終止符を夫だけに委ねたらダメです。
妻の存在をなかったことにして嘘をつき通して遊ぶような人です。
不倫相手と別れたと嘘をつき通すことなど難しくありません。
そして不倫相手ではなく、諸悪の原因は夫だと認識してください。
「彼女は本当に既婚を知らなかったのか」と疑心暗鬼な妻もいるでしょう。
実際のところ、「彼女は知っていたはず」「気がついていた」と言える事例も多い。
しかし、不倫相手と闘うことを優先しないようにです。
既婚でもいい、別れたくないと受け入れた不倫相手の執着は凄まじいことは事実。
でも、まず先に夫とどう闘うかをカウンセリングで解説していきます。
このような浮気、不倫は夫自身の問題であり、その行動に対して妻に非はありません。
妻がどこまで夫に言い切れて、行動を起こせるかなのです。
だって夫自身、離婚したいわけでも、彼女と一緒になりたいわけでもないのだから。
だから、冷静に淡々とその逆を突くのです。
この手の夫に攻撃し続けると妻からも逃げます。
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