不倫夫と別居したらむしろ気持ちが楽になった。
冷静でいられる自分になった。
別居して精神的に安定してきたのです。
勝手に出て行く夫もいますが、嘘をつき続ける夫に耐えきれず、夫を追い出した(出て行ってもらった)妻。自分が出て行く妻もいます。
別居はしたくなかったが、あのような夫と一緒にいたら、「心はさらに破壊され、おかしくなる。」と言うのも本音です。
心身ともかなりダメージを受けているのに、さらに耐え続けるのは無理なのです。
でも、不安を感じながらも夫と離れてみたら、一緒にいないことに心地よさを感じた妻。
別居してみてわかった新たな発見です。
このような妻を多く見てきたカウンセラーは、別居は仕方がないことでありネガティブな選択ではないと強く感じます。
自分の心を整理するため、そして夫婦関係を見つめ直す意味でもポジティブな選択であり、別居は離婚の確率を高めるとか、夫婦破綻の状態を作る行動と考えないでください。
「あんなお父さんでごめんね、息子よ、娘よ。」と涙を流す夜もあるでしょう。
しかし自分が壊れたら子供はもっと可哀そうです。
別居の選択は子供を守るため、今を乗り切るための苦渋の選択です。
しかし経済的なことと子供へのフォローをどこまで協力させるかの問題は避けられません。
別居しても夫婦、家族ですからそれはそれで夫は責任を果たす義務があると認識してください。
また自分の実家に避難する妻もいます。
孫可愛さの実家の親も多いし、両親との関係性がいい妻も多いので、生まれ育った環境に戻り、居心地の良さを感じる方も少なくありません。
実家を起点に職探しをしたり転職する方もいます。
となると、こんな気持ちも湧いてきます。
「あんな夫ならいらないかなっ!」と。
「いらない」は言い過ぎですか?
「夫はいなくても大丈夫な気がしてきた。」が近いでしょうか。
別居する前は夫がいなくなったら困る。
離婚なんて嫌だ。早く目を覚まして欲しい。
夫を変えようと必死だったり、夫にすがる気持ちがあった。
でも、不倫して帰ってくる夫の顔を見ていたら、心身がおかしくなってしまう。
帰ってこないときは、今、不倫相手と会っているのか?いったい何時に帰ってくるのか?やっと眠れた夜中に、帰ってきた夫の物音で起こされ、平穏な生活を送れていませんでした。
だから夫にちくちく言ってしまう。顔や態度に出てしまう。
そういう妻を見た夫は不機嫌になる、キレる。
だからよくケンカをする。
疲労困憊して妻は諦めて黙って耐えてしまう。
ほんと苦しいですよね。
しかし夫がいなくなったら寝れるようになった。
食事の心配や気づかいもしなくて済む。
自分のタイミングで好きなことができる。
そして何よりも不倫する夫の気配を感じなくなったことは大きい。
このまま別居を続けてもいい気持ちになり、離婚なら離婚でもいいと思うときもある。
このような気持ちの変化は多くの相談者様が経験していることです。
これまで夫を変えようと闘い過ぎていたかもしれません。
夫への期待値が高過ぎ、思った通りにならない現実に耐えきれなかったのです。
でも、別居し自分が変わったほうが楽だと感じてきた。
自分が変わるということは、自分の認識を変えるということです。
そして心が安定して強さを取り戻してくると、感情、思考、言動に変化が現れることを多くのカウンセリング相談者を見てきて感じます。
不倫の証拠を見た後、その気持ちはさらに強くなる方も多い。
女にはいい顔して大判振舞いしている夫に愛想がついてくる。
別居しても中途半端に顔を出す不倫夫もいる。
不倫はしていないテイで家に来て子供に会いたがる夫もいる。
家族旅行を計画して家族の輪の中に入りたがる夫も多い。
妻はこの夫と一緒にやっていく自信がない、別居なら別居のままでいいと感じているのに空気が読めない夫は多いものです。
しかしこの段階で不倫が終わることは期待できません。
別居中でも妻の心と物理的な準備が整ったら、夫の不倫に対処する必要はあります。
自分から勝手に出て行った夫。
不倫をやめないから夫に出て行ってもらった妻。
妻の心が安定してきても、夫は自由に不倫し続けることは事実です。
夫は別居先で反省し不倫を終わらせると期待しても難しいでしょう。
ですから、離婚をしないなら別居期間も限度はあるので、不倫に対してどう対処するかをカウンセリングで進めていくので、勇気を出してご相談ください。
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