不倫で心が満たされ一時的に救われているなら、
その人にとって不倫がよくないことと言えるのだろうか。
他人の不倫を叩く人たち、他人の恋愛を批判するのはいかがなものか!
このように不倫に対していけないものとは言えないという考え方は、
脳科学、心理学的見地からよく聞かれます。
世の不倫している夫や、不倫している女性たちにも、
不倫はやむを得ないことだったと言いたい人たちはいます。
数多くの問題に携わってきたカウンセラーとしても、
浮気、不倫が起きた原因、理由は必ず存在するし、個々に検証する必要がある。
夫婦関係の問題によって不倫問題が起きたケースもあると言ってきました。
ただし、「不倫はやむを得ないことかもしれない」とは思いません。
〇不倫相手と妻は別。
夫婦、家庭を壊すつもりはないし、自分はやることやって責任を果たしている。
この程度の癒し(欲求解消)があってもいいのでは。男性なら皆やっている。
〇結婚して一人の配偶者に縛られる人生は悲しい。
いつまでたっても恋愛をしたい感情は自然なことではないのか。
不倫ってそんなに叩かれるほど悪いことなのか!?と。
このような不倫者が多い現実を知っているからです。
カウンセラーが言います。なぜ不倫が叩かれるのか。
不倫されたほうに悪かったところはなかったのか。
不倫した夫や不倫女ばかりをパッシングするのはおかしい。
そういう意見も聞こえてきましたので検証しましょう。
つまり不倫に至る前の夫婦関係がよくなかった、
された妻にも原因があったということですが、
冷静に振り返れば、妻に至らない点がなかったとは言えません。
された妻のなかにも、「私にも反省すべき点は確かにあります。」と自省している方もいます。
しかし浮気した夫にも夫婦関係を悪くする問題点があったことも事実です。
程度の差はありますが、多くの夫婦で、どっちもどっち的な問題はよくあります。
百歩譲って、妻が改善するべき点が多かったとします。
その問題が辛く、苦しくて、解決しないため、
浮気、不倫に走ったと夫は言いたいのでしょうか。
夫婦関係がよくなければ、配偶者は浮気、不倫するという論拠なのでしょうか。
疑問です。
仮に同じ問題がBさん夫婦で起きてもBさんは浮気しなかった。
実際Bさん夫婦も夫婦関係が良いとは言えず、
浮気発覚後、妻は自分が悪かったことを認めていました。
要するに、浮気する人、しない人。
不倫ができる人、できない人が存在するということです。
Bさんはしなかったのに、なぜAさんはしたのか!?
その二人の人間の違いを知る必要があるのです。
また、起きた問題がなぜ浮気、不倫だったのか。
なぜ酒とかギャンブル、ネットゲームでなかったのか(同時進行の夫もいますが)。
その「なぜ?」も検証しなければいけません。
であるから浮気に走った原因、不倫を続ける原因を、
妻の至らない点に繋げるのは、した方の理屈、言い逃れする常套句とさえ思います。
それにされた妻は自省し、夫婦関係を改善しようと努力して向き合っている。
不倫のことに触れずに耐えている。
それに不倫した夫は、
浮気、不倫したこと。嘘をついていたことは悪かったと思っている。
謝罪した夫も多い。
にもかかわらず、不倫は水面下という現実。
それは、どういうことか。
「もう遅い」「何を今さら」とでも言いたいのか(言う夫も多いが)。
やはり、夫婦関係のせい、妻が原因だけとはいえない。
夫自身に何か大きな問題が隠されているのです。
つまり、
マンネリ化した日常(夫婦、家族、仕事など)に飽き足らず、刺激やスリルが欲しい。
都合よく恋愛していたい夫。
妻だけでは満たされない。他の女性と性行為がしたい衝動が抑えられない夫。
ということだった。
これ、妻のせいですか?
夫のほうの問題が大きいと誰しも感じるでしょう。
妻にばれて、なかなか終わらないのも、不倫で得た高揚感、満足感から抜けきれない。
不倫が心のよりどころ、心の支えではなく、
ただそのとき満たしたかった欲求を満たしていただけ、体の癒しが第一だったもの。
そのような夫が多いものです。
夫婦に問題点があったとしても、
そもそも夫自身の思考、意識がここまで解説したものであれば、
不倫した夫は叩かれて当然だということです。
そもそも夫の心に、このような信念が刷り込まされていたらどうでしょうか。
「僕は認められたい」
「僕はほめられたい」
「僕は愛されたい」
ぴんと来ない方もいるでしょう。
しかし不倫した夫の多くに見いだす心の中に存在する信念です。
夫が欲しいものは、心のよりどころ、心の支えでもあります。
そうです、まるで子供が母親、家庭に求めていたと同じように。
人は誰しも、温かい家庭を欲しがります。
家庭は平和で安全で心が安らぐ居場所です。
夫の幼少期の居場所はそのような家庭ではなかった。
夫の両親(母親)の養育はどうだったのか。
親の規律、教育で厳しくしてこなかったか。
愛情、肯定、共感という部分はどうだったのか。
不安、寂しさ、孤独感、寄る辺なさを常々感じてこなかったか。
幼少期に刷り込まされた信念は年齢を重ねても変わりません。
自分が欲しかった欲求もなくなりません。
満たされなかった人は結婚したら妻に求めるものです。
十分満たされていた人も、当然求めます。
しかし、十分でなかった人の欲求は半端ではない。
妻が思っている以上に愛情欲しがり屋さんのかまってちゃんということです。
それにネガティブな信念が刷り込まされた夫は、
妻(他者)の言動、行動を悪くとらえる傾向があるし、
不安を感じやすい。無価値感、自分を低く評価する傾向がある。
その苦しみを感じたくないために、どのように自己防衛してきたか。
妻(他者)に対しては、
嘘のストーリーを作りあげる。
自分を大きく見せる。
責める、攻撃してくる。
無視をする、逃げる。
など、その夫によって違う。
防衛行動としては、
逃げる、出て行く、失踪する。
浮気に逃げる。お酒に逃げる。ギャンブルに逃げる。
などいろいろあります。
夫が自身のトラウマから逃げるために選択したのは、
妻以外の女性との性行為、恋愛だった。
夫がトラウマから逃げるために選択したのは、風俗だった。
ぬくもり、温かさを感じたかった。触れ合うことで安心できる。
それが性行為(スキンシップ)によって解消できると勘違いしていた。
他者が自分を認めてくれることや、優しい行動になびいていた。
でも、それは単に刺激、快楽、高揚感を感じるひとときの幸せ。
だから長続きしない。すぐに枯れてくる。
だからまた欲しくなる。いくらしても満たされないと感じている現実。
自分に刷り込まされているネガティブな信念から逃れるには、
心のよりどころ、心の支えがないと無理なのです。
それを外部に求めても十分ではない。
そこにも気づいていない夫。
夫はそのような人だと受け入れることは必要でしょう。
「私たち夫婦はセックスレスだった。」とか、
「夫婦関係に大きな問題があったことは認めます。」
という原因はカウンセリングでもよく出て行きますが、
夫のこのような影の部分があることも少なくありません。
このように、夫自身の課題であり、
この夫の妻が相談者様でなくても、
浮気、不倫した可能性は高い(風俗に行っていた)でしょう。
夫自身のネガティブな信念、辛さ、苦しさに対しては妻も理解し受け入れて欲しいと思いますが、
浮気、不倫という行動に対しては叩かれて当然!ということです。
この問題は夫が自分自身に逃げずに向き合う必要があると言いたいのです。
不倫がなぜ叩かれるのかを語る理由の一つとして、夫の嘘があります。
最後まで自身の利益や保身を考え、
不倫相手との関係がぎくしゃくしないように嘘をつき通す愚行。
正しいのでしょうか?
会っていても不貞行為はない。
もう会っていない、終わったと言いながらも水面下。
不倫相手と話がしたい!会いたいと要求しても、
「彼女に何かしようものなら、ただじゃおかない」と妻をけん制してくる始末。
さらに酷い夫ですと、不倫を隠し通しながら妻を(子供までも)追い出そうとする冷酷さ。
自分の思い通りにいかないと、何十年連れ添った妻に対して兵糧攻めにする夫もいます。
なぜ結婚したのでしょうか?
カウンセラーは結婚はある意味「契約」だという捉え方には賛同します。
それは夫婦としてこの先、信頼のうえで連れ添って生きていくという運命共同体なわけです。
もちろん夫もそのつもりで結婚したはずです。
しかし結婚しても妻以外の女性に(夫以外の男性)に恋をするのは、
人間として仕方がないことでは?
結婚したからといって、他の女性と恋愛してはいけない縛りってなに?
どうしてそのような思考になるのか理解できません。
そのような価値感は間違っていない。手放せないのなら、結婚しなければよいのです。
それか筋を立てて離婚して、フリーになってから恋愛すればよいのです。
歪んだ認識、価値感は、不倫被害者を作り、(お子さんなどの)被害者を増やすだけです。
不倫にはまり、抜けきれなくなるばかりに、妻に嘘をつき続ける。
なかには、不倫に触れさせないように防御し続ける夫の悪態は酷いものです。
妻に不倫がばれるまでにも、かなりの嘘をつき通してきた。
そして妻に不倫がばれてからも、嘘をつき通す。
その嘘の積み重ねが、されている妻をどん底に落とし入れ、苦悩を与え続ける。
だから不倫は叩かれて当然なのです。
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