「私の場合、これからどう対処したらよいのか具体的に知りたい。」
という相談は多いものです。
依頼した探偵社に相談しても、
「弁護士を紹介しましょうか」とか、
「奥様が不倫相手に内容証明を送ったらどうか」とか、
「不貞の証拠を盾に、ご主人と話し合ったらどうでしょうか」と言われたり、
「不倫相手に会って交渉するべきです。私が立ち合いましょうか?」
そのような探偵、カウンセラーなどもいます。
弁護士に相談された方は、「不倫の慰謝料はとれます!
不倫相手に請求すれば不倫関係の解消に至るものです。」
そのように慰謝料請求を勧められた話もよく聞きます。
離婚は考えていないのに、離婚を勧められた方もいます。
相談者様の気持ち、相談者様の夫婦のことを考えたうえでのアドバイスとは到底思えません。
さらに夫婦カウンセラー、離婚カウンセラーに相談される方も少なくありません。
しかしカウンセリングで言われたことは、
「奥様、ご主人に不倫のことは触れずに、あなたが変わりましょう」とか、
「夫にこのように接していきましょう」などと、良妻賢母、愛され妻になること。
そうすれば「夫はいずれ不倫をやめて戻ってきます」と期待を持たせるカウンセリング。
マニュアルまで購入された方も多いことと思います。
そしてしばらくの間、継続してカウンセリングを受けてきた。
高額費用を支払い長い期間カウンセリングを受けた方もいるようです。
「妻なんだからでんと構えていれば、戻ってくる(不倫は終わります)」と。
でも、いっこうに夫の不倫が終わる気配がない。
妻もカウンセリングに段々と違和感を感じてきた。
そしてやっと気づきます。
「こんなんじゃ、夫の不倫は終わらない」と。
もう一度言います。
相談者様たちは、夫と不倫相手の不貞行為を推認できる証拠をもち、
不倫相手の身元も把握している状態です。
なかには相談したカウンセラーに、証拠を掴むことをアドバイスされ不倫の証拠を得た。
そこまではよかったが、カウンセラーのその後の対処方法にどうしても抵抗があった。
そのような相談者様も意外とおられます。
また、不倫の事実を自分自身で掴み(探って収集してきて)、
夫や不倫相手に自分の判断で行動を起こした妻もいますが、
解決に至らず足踏みされている方、
事態は悪化して途方にくれている方と様々です。
不倫問題を解決したい。
つまり夫と不倫相手の関係を解消させたい。
そして夫婦関係を再構築したい。
以前のようないい夫婦関係に戻したい。
そのためには、夫には何をどうすればいいのか。
不倫相手には何をどうすべきなのか。
心理面のこともだけど、具体的にどう行動すればよいかを教えて欲しい。
このようなご相談が多いため、当カウンセラーは下記のプランを提供中です。
夫の不倫を終わらせるための行動をアドバイスする具体的なカウンセリングサポートです。
夫の不倫問題(妻の不倫なら妻の不倫問題)の解決に向けて、
妻(夫)自身がとるべき行動をその方のケースでサポートします。
ただし、いきなり不倫相手への直接的(間接的)行動ではありません。
結果的に妻が不倫相手に行動を起こすことも想定していますが、
その前に妻がとるべき行動があります。
それは自身の夫に対してです。
これまで幾度となく夫に話してきた方は多いはずです。
でもいっこうに終わらない。何度も裏切られてきた方もいます。
しかしこれから夫婦として末永く向き合っていくのは夫です。不倫相手ではありません。
であるから、これまでのような意識での話し方、話のもっていき方ではなく、
相談者様のケースに適した切り出し方が必要となります。
「話し合いをしても無駄です。」という言葉はよく耳にしますが、
妻が考えるような話し合いではありません。
しかし言葉で伝えることは必要なのです。
もう二度目(三度目)だから。
これまで幾度となく嘘をつかれてきたから。
もう何を話しても無駄でしょう。
だから夫を飛ばして不倫相手の排除に向けた行動をとる方はごく一部です。
そこを履き違えないようにしてください。
もう一度言います。
「夫と不倫相手の関係を解消させるためにどう行動を起こせばよいのか」を
相談者様のケースに合わせて考えます。
どのように意識して、どう行動を起こすべきか。
その前にするべきことを理解していただき実践し、
後方でカウンセリングサポートするプランです。
カウンセラーがサポートする範囲は、相談者様が直面する不倫問題、夫婦問題に対して、
電話、Zoomカウンセリングやメールにて具体的にアドバイスするということです。
心の問題にも入り込みます。
不倫問題が起きた原因が、夫の心の問題でもあるからです。
ただし、それは妻自身も自分の心の問題に向き合っていく必要はあります。
なぜ自分はこうなのか。どうして夫はああなのか。
なぜ夫婦はこうなってしまったのかにも向き合っていただきます。
それぞれのケースに合わせて、それぞれのペースで、進めていきます。
また、カウンセラーは弁護士ではないから、相談者様の夫と話すことも対面することも、
妻に代わって不倫相手に交渉することも、現地に同席して立ち会うこともしません。
それに別れさせ屋でもないので、公序良俗に反する行為、非弁行為も含め、
妻の立場が不利になるような行動もしませんし、勧めません。
夫の不倫であれば妻の権利を侵害する不倫相手に対しては合法的な対処です。
また私たちが調査という名目で証拠収集まで引き受けるプランではありません。
しかし地域によっては良心的な探偵社を紹介することは可能です。
なかには探偵の証拠まで必要か否かを尋ねてくる方もいます。
これまでの経緯や状況、相談者様がどのような証拠を持っているか。
それらをお聞きしたうえでの判断ですが、探偵の証拠までなくても大丈夫な方もいます。
ただし、不倫相手に対してある程度の身元の把握は必要です。
いずれにしても相談時にご質問ください。
まずは電話カウンセリング、Zoom対面カウンセリング(できればメールカウンセリング以外で)、カウンセリングのお申し込みをしてください。
お電話の場合「不倫問題の解決の長期サポートの件で」と言ってください。
申し込みフォームからの場合、
相談内容の枠に
「不倫問題の解決対処サポートの件」とか、
「6カ月長期サポートの件」などと入力してください。
そのうえで、まずは電話カウンセリングか対面カウンセリングがご希望かチェックを入れてお申し込みください。
カウンセリングは相談者様のお話を詳しくお聞きし、
この長期サポートプランの是非を判断する内容に重点をおきます。
60分〜90分(メールの場合は3往復)のカウンセリングを実地して、
夫婦関係の状況、不倫の状況、妻がこれまで行ってきたことを詳しくお聞きします。
ただし、相談者様全てに対応できるサポートプランではありません。
以下に該当される方は、サポートできません。
〇重度の不倫の内容です。
夫自身とこれ以上、いくら話しても難しいと思える。
さらに不倫相手に対処しても解決の難易度が高すぎると判断される場合です。
「解決するのが難しい。」と判断したなら、それも明確にお伝えしています。
〇不倫相手には最初から弁護士を介して対処するべきである。
「このようなケースであれば、弁護士をたてて不倫の慰謝料請求をしてよいのでは。
妻が自分で行動を起こさないほうが得策」であると判断した場合です。
最初から法律家を介して対処した方が賢明ということです。
であれば、カウンセラーとしてこのプランは必要ないということです。
弁護士を入れた対処をしながらも、カウンセリングを希望される方もいます。
その場合、65,000円で設定している3か月の継続カウンセリングプラン(電話カウンセリング)がお勧めです。
ただ、離婚はしない、不倫を終わらせて夫婦を維持したい相談者様に対して、最初から弁護士を立てた方がよいと思えるケースはそう多くはありません。
以下に該当される方は、時間をかけてカウンセリングしていきますので、カウンセリングサポートは可能です。
〇すぐに行動を起こすことがカウンセラーとしても勧められない。
夫に対しても不倫相手に切り出すことも、その手の行動を起こすことがまだ早い。
今すぐに行動を起こしたら、事態がより悪くなるリスクがある場合です。
正直、それが予測できて、相談者様を焦らせる、無理させることはできません。
時間をかけて妻へのカウンセリングを実地していきます。
〇これから行動を起こすのに妻の意識(覚悟)が足りない。
この理由についても、よくあります。
相談者様の不倫問題はこのサポートで対応できるとカウンセラーは認識できても、相談者自身の気持ち、意識が、まだ時期尚早だと思われる場合です。
この不倫問題を解決するための行動で、起こりえるリスクのほうが不安で(皆様そうだと思いますが)受け止められそうもない方です。
時間をかけて妻の意識を変えていきます。
自分自身の心の再構築も含め取り組んでいきます。
なお、サポートが可能な相談者様は、下記の条件となりますので引き続きご覧ください。
サポートプラン料金 298,000円(税込み)
サポートの期間 6カ月以内(6カ月以内で終了しても同料金です)
サポート方法
電話カウンセリングまたはZoom対面カウンセリング(一週間に一度実地できます)
*カウンセリング時間はそのときの状況で臨機応変に対応します。
一回30〜60分と考えてください。
*至急(急ぎ)の場合は電話になります。
メールは随時対応可能です
メールで対応できる内容に限ります。一回の文の長さの規定目安があります。
カウンセリングの流れ
1.相談者様が直面する不倫問題に対して、これから何をするべきか、どう行動を起こすべきかお伝えし、不倫問題、夫婦問題の解決に対する意識をもっていただきます。
その行動は、不倫に対する行動ありきではありません。
夫婦関係はどうだったのか。自分はどうだったのか。相手はどうだったのか。
相談者様の心の問題も検証し、大人の自分を強化していただきます。
まずは不倫を終わらせること!とか、まずは不倫相手を排除するべき!という意識では問題を困難にしてしまうかもしれません。
個々に対してロードマップを示すので、しっかり取り組んでください。
2.不倫のことを切り出す際、具体的に夫にどう話をし、どう行動を起こすか。
そのタイミング、方法、予測されるリスクなどを理解してもらいます。
行動とは、夫(妻の不倫であれば妻)に対してであり、その後の行動として不倫相手であると捉えてください。
3.実務面でも心理面でも不安なことをサポートします。
相談者様が収集した夫と不倫相手のメールやラインなどのやりとり、ICレコーダーの会話内容(相談者様が文字起こしをした文書)があれば都度見させていただきます。
4.行動を起こす前も、相談者様の心の状態をよく確認しながら、準備を進めます。
5.相談者様が行動を起こした後の状況をお聞きし、さらにどう対処していくべきか引き続きカウンセリングします。
これから夫(妻の不倫なら妻)に対して行動を起こすまでの期間、妻(夫)の気持ちのアップダウンはあります。
やっぱり今はやめておこう、もう少し様子をみよう。
ちゅうちょする気持ちも出てくるかもしれません。
でも焦る必要はありません。
行動を起こせるまで心理面でのサポートはさせていただきます。
すぐに行動を起こす方ばかりではありません。
だから6カ月という期間を設定しているのです。
では、実際の相談事例をいくつか紹介します。
あなたに近い内容はありますか?
夫の不倫が発覚したのは10年前でした。
そのとき不倫を認め、彼女とは別れる。離婚はしないと言った夫。
妻は夫を信じて、それ以上波風を立てませんでした。
不倫相手は人妻で家庭があることを知り、二人は別れたものと思っていました。
しかしそれから8年ほど経った頃、また夫の不倫が発覚したのです。
それも10年前と同じ女性でした。
ただ以前と違うことは、不倫相手は離婚した様子だったこと。
夫は一人暮らししている不倫相手の部屋に行っている行動でした。
妻は夫の身辺を探りました。そして過去の携帯電話を見たところ、10年前から二人の関係が途絶えたり、くっついたりしていたのです。
さらに驚いたことに、夫は、自分たち夫婦は家庭内別居状態で仮面夫婦。
離婚に向けて妻と話をしているなどという内容を不倫相手に言っていたのです。
離婚(離婚原因は不明)して一人身の不倫相手は、それを信じている様子で奥さんとの離婚を本気で待ち望んでいる様子なのです。
しかし、実際相談者様が言うには、「離婚なんて言われたことがありません。
以前ばれて問い詰めたときも、離婚はしない。そういう関係の相手ではない。
好きでも本気でもない。すぐに別れると言ってました。
それからも離婚の話はいっさいないです。」
このようなケースはよくあることです。
さらにこの相談者様の場合はこうでした。
「夫婦関係は至って普通です。普通に会話もするし、お出かけもするし、寝室も一緒ですし、夜の夫婦生活もあります。夫が普通過ぎて、不倫が続いているとは思いませんでした。」
いかがでしょうか。似たような方もいるはずです。
このような不倫関係、このような夫婦関係が、意外と長く、妻にばれずにずるずる続いてしまう典型的な事例の一つです。
2年前、不倫に気づき、妻はもちろん夫を問い詰めてきました。
「まだ続いてるよね、わかってるよ。」
「もう終わるって約束したじゃない。」
「いったいいつ別れるの?お願いだから別れて!」
「そんなに別れられないなら(彼女がいいなら)離婚しようか」
10年前より、しつこく強く、気がつくたびに言ってきたつもりです。
夫は、
「もう別れている」
「なんでわかるの?」
「なんで離婚って言うの?離婚なんてしたくない。」
「もう終わりにする」
などと、妻の責める内容によってのらりくらりと返してくる。
挙句の果てには、だんまりを決め込み逃げに入る。
カウンセラー、「1年間、そんな繰り返しだったのですね。夫は妻にも不倫相手にもうまいことを言って、どっちともうまくやっていこうと思っています。」
それに夫からすれば、妻は自分を見捨てない。結局最後は許してくれる。
だから妻が離婚したいはずがないという思いが刷り込まされている。
夫は不倫相手にも、彼女は自分が必要で別れられるはずがないと認識している。
だから両方ともうまくやっていこうという魂胆が見え見え。
妻の意識を変え、これまでの切り出し方も変えて対処していけば、
問題は解決すると確信した事例でした。
この相談者様のカウンセリングサポートの流れとしては、夫がどのようなつもりで不倫しているかの誤解釈を解き、はっきりと主張する、できる心の状態になること。
自分の心が強化できてから、夫に切り出す。
まず間違いなく夫は、離婚しない。夫婦を続けると答えるだろうから、そのまま不倫相手の対処に移行する。
しかしこのケースでは、夫は何も答えなかった。(そうなるパターンも少なくない)
今までの妻とは違うと認識したのでしょう。
夫は答えられなくなっていたとも言えます。
でも、それならそれが夫の回答だと判断し、妻は先に進める必要があるわけです。
夫にはどのような切り出し方をしたか。
不倫相手にはどのような対処をしたかは、言えませんが、妻は不倫相手に接触もしていないし、慰藉料請求もしていません。
皆様のなかにもこんな夫はいるでしょう。
「浮気、不倫していなければ、いい夫(普通の夫婦)なのに。」という方。
でも、その状態の夫が5年10年、それ以上、のらりくらりし続けるものです。
私からすれば、いつ終わっても不思議ではないし終わらせられたのです。
しかし、いざ夫婦となるとそれが意外とできない。間違ってしまうのです。
夫の不倫に悩む相談者の妻の事例です。
「夫が同じ職場の独身女性(結婚歴なし)と不倫しています。
月に数回程度、勤務終了後に会ってホテルを利用しているようですが、他の日も会って食事しているようです。」という内容でした。
妻は夫のラインを見れており、二人の関係は不貞行為があると推認できる内容でした。
他にも材料をつかみ、妻は証拠として保全していました。
実は不倫はすでに妻にばれていました。
カウンセリングされた時点から半年前のこと。
夫は不倫の事実は認めつつ、離婚の意思はないようで、交際を絶つことを妻に約束した。
またそのとき、不倫相手には関係ないことだからと、相手のことは固く口を閉ざしていたようでした。
しかし妻は夫のスマホを見れていたので、不倫相手の身元もある程度知っていたのですが、何も知らないふりをし続けていました。
カウンセリングの際、
「弁護士に相談しましたが、ラインだけでは弱いので不倫の証拠はあったほうがいい。その証拠を切り札に相手女性に慰藉料請求をすれば、不倫関係の解消に至ることは多いものです。なんなら探偵社を紹介しましょうか?」と言われたそうでした。
「その後、探偵にも相談してみました。やはり不貞の証拠をとったほうがいいと弁護士と同意見。ただその後の対処は、夫と話し合いにはならない(妻もそう感じていた)から、不倫相手に直接交渉してもよいのではと。その場合、待ち伏せがいいと言いました。不意打ちのやり方などは指南してくれるようです。」
さすがに不意打ちは抵抗があるようでしたが、
「証拠をとってから不倫相手に行動したほうがいいのでしょうか?」と、いろいろな専門家に相談して混乱しているようでした。
しかしカウンセラーは、弁護士の意見、探偵の意見とも違いました。
もしそのような行動を支持するなら、「奥様は離婚したいのですか?」と尋ねるくらいです。
いずれにしろ判断材料は、
これまでの夫婦の経緯、夫の家での様子。
夫と不倫相手のラインの内容。
離婚はしない強い気持ちが妻にあったこと。
それらをトータルで判断し、あくまでも不倫関係の解消を目的とするのだから、「費用をかけて探偵に依頼することはありません」と言い切りました。
妻が持つ不倫関係を推認できる数々の証拠で十分と確信したからです。
実際、このような相談者様は多くおられます。
なかには、「不倫相手の住所だけはっきりさせてください」という相談者様もいます。
でも、「不倫相手の勤務先を知っているのですね?であれば、彼女の家の住所を調べなくてもいいでしょう」と調査まで必要がない相談者様もいます。
さて、この妻の場合ですが、夫と不倫相手は職場不倫。
二人の不倫は、ラインの内容から言い逃れができない事実。
さらに過去に密会した場所(ホテル名)や日時もわかったこと。
そして不倫相手の氏名、住所もわかっていた。
もう夫の不倫を見過ごすことはできない。
子供のためにも離婚はしたくない。妻としても夫に情がある。
不倫問題の解決のためには、彼女に直接会うこともできる。
夫にひるむことなく言い切れる覚悟もあると言いました。
だから「もう切り出したいです!」と焦っていました。
でも、誤解して欲しくないのですが、夫に切り出すということは、どんな夫の反応(抵抗)に対しても、一貫として引かない、折れない妻になる必要があります。
それとこれまでの夫婦はどうだったのか。
今の夫婦の状態はどうなのかを慎重に見なければいけません。
そのようなことを無視して行動するから予測していない別居とか、「もうあなた(妻)とはやっていけない、離婚でいい」と言わせてしまうのです。
相談者様が、早く白黒はっきりさせたい思いがあっても、夫婦関係を壊しては何もなりません。
「もう壊れています」と言いたい方もいるでしょう。
ですが、本当に別居になってしまう。離婚の方向に向かうことが本望でしょうか。
行動するタイミングも方法もカウンセリングで判断します。
その場合、妻の心の状態を見ます。
それまでカウンセリングでは、不倫を終わらせるための夫への言い方、態度、行動を学ぶことです。
これまでどんなにダメな言い方、行動だったか痛感する方は多いものです。
それとこれからとる行動に対して、そんなに怖がらなくていい根拠もお伝えしていきます。
不倫相手に対する対処ですが、個々によって違います。
必ずしも不倫相手に接触するというわけではありません。
必ずしも不倫相手に慰藉料請求をするわけではありません。
実際、慰藉料を請求しないほうが多いかもしれません。
この相談者様のケースですが、まずは夫に切り出しました。
どう切り出したかはカウンセリングの内容になりますのでご容赦ください。
すると夫はキレて態度が悪くなり、それなら離婚でいいと強気でした。
妻も引きません。折れませんでした。
カウンセラーは、「切り出したからには、一歩も引いてはダメです。一貫としてぶれない妻でいてください。一週間でも一カ月でもです!」
しかし夫の逆ギレとか暴言、反論にはもう揺るがない妻になっています。
そこまで大人の自分を強化して実行しているのです。
崖っぷちに追い詰められるのは夫です。
最後の最後、決断しなければいけないのは夫です。
まだ不倫を続けるのか。それが夫の幸せなのかと。
妻は妻で決断しているのです。
結局、妻に委ねられた夫は自覚して決断する。
不倫を認め不倫相手とは別れるということで折れてきました。
けど、それだけで解決したと安心するのは時期尚早です。
夫の答えが真実か否かを確認する作業に入ります。
その後、夫と話し合ったうえで、最後に不倫相手への対処に移りました。
夫の不倫が発覚した妻はすぐに夫に問い詰めました。
不倫相手は夫の会社の取引先の社員。既婚で子供もいる女性でした。
不倫を知った妻は、すぐに不倫相手に電話させて別れるように夫に言わせたり、
自ら不倫相手にラインを送って、あなたに慰藉料を請求するとか、
あなたの旦那さんにも言うなどと責めたりしたのです。
夫は最初のうちは妻に謝り、彼女とは別れる、離婚もしたくないと言いました。
しかし不倫で裏切られた妻は、自分の存在価値がないがしろにされた思いでいっぱいでした。
被害者意識が強くなり、夫も不倫相手も許せない。
最後まで完璧に終わらせないと、水面下に入るだろう。
夫のことは信じられないと疑心暗鬼でいっぱいでした。
となると妻は夫に言い過ぎたり、責め過ぎたりしてしまう。
それが何日も続くと、さすがに夫も耐えられなくなり、悪態をつき始めるもの。
これまでの妻への不満を吐くようになる。
夫婦は終わったから離婚でいいと言い出す。
離婚できないなら別居する。出て行くと言い出す。
ここまでの流れは多くの方が経験しているでしょう。
そのような状態の中、不倫相手の旦那さんにも不倫がばれたのです。
妻の不倫を知った旦那さんは、こちらの身元を聞き出し、夫へコンタクトをとってきたのです。
その後、夫は相手の旦那さんと会うことになり、さんざん責められた挙句、
連絡も接触も禁止する旨と、慰藉料を請求すると言われたそう。
離婚でいいと破れかぶれで開き直っていた夫が妻に自白してきたという。
不倫相手の夫婦もかなりもめていたのでしょう。
不倫がばれた女も初めの頃は、謝罪して不倫の彼と別れると言い、
離婚とは言っていなかったはず。
けど、旦那さんが責め続け、不倫相手の彼(相談者様の夫)にも強引な行動をとるにつれ、
私は出て行く、離婚してくださいという話になったという。
そのあたりから相談者様の夫も、妻に責め続けられていたこともあり、
態度が一変。
彼女の旦那にもばれた。
彼女の旦那にも会った。
彼女の旦那に慰藉料を請求をすると言われた。けど払う。
それに、
彼女とは別れない。
彼女も俺と別れるつもりはないし離婚する気でいる。
だから俺と離婚してくれ!
離婚しないなら俺は3月に出て行く。
妻もこれまで言い過ぎたことや、
夫が言ってきた不満に対して、反省して改めると言い、
離婚したくない、家族でやっていきたいと訴えてきた。
けど、夫の言動、態度は変わらない。
その頃から、立場が逆転したかのように、妻は夫の顔色をうかがう生活になってきたという。
不倫したのも俺にあんな態度をとってきたからと言わんばかり。
妻は夫が怖い存在に見え、何を言っても口ごたえせず、言われたままになっていたのです。
このような状況になり、カウンセラーに解決できるかの相談があったのです。
夫が家を出て行く気持ちは揺るぎない。きっと出て行くだろう。
不倫相手とは会っている。
不倫相手の旦那さんから妻にも連絡があり、情報交換をしている。
不倫相手の旦那さんもかなり病んでいる様子で、
うちはもう離婚ですと言ったり、離婚は阻止したいと言ったりする。
情報交換をしたい気持ちのようで、何度も連絡がくる様子。
ただ、送信してくるラインを見ると、気持ちを聞いて欲しいという内容も多い。
もはや旦那さんにとって不倫相手の奥様がよき相談相手と勘違いしているかのよう。
実際、ダブル不倫で、相手の旦那さんとコンタクトをとってしまい、
しつこくなる(お気持はわかりますが)人は多いのも事実です。
さて、解決の流れはどうだったのか簡単に解説しますが、
この妻のケースだと認識してください。
お話を聞くに、やはり夫は出て行くだろうと思いました。
すでにそのような状態にさせています。強制停止を企てるとさらに困難になります。
もし出て行ったら、成り行きに任せるしかない。
けど、戻ってくると確信しました。いや、戻ってこさせる妻になるということです。
そして不倫相手の旦那さんですが、いっさいのコンタクトをしないこと。
この方のケースで繋がっていることは、百害あって一利なしです。
夫と不倫相手が会うことを阻止することはできません。だって関係は続いているのですから。
それに不倫相手の女と旦那さんのことは、あちら夫婦の課題です。
自分たち夫婦とは別次元と、とらえること。
どうなろうと気にしない。
こうなります、こうなりそうですと情報が入っても、その通りにはなりません。
「困った〜彼女は離婚しそうだ!」(離婚しないのに)はよくあること。
要するに妻が向き合うのは、自分の夫だけです。
出て行く前も、出て行ってもです。
結局、この夫はサポートが始まった2カ月後に出て行きました。
これは想定内でもあります。
ただし、出て行っても、週に何度か帰ってくる。泊まる。
子供の世話もする。はたから見たら普通の家族にも見える。
でも、妻への態度は悪いです。
実際、すでに出て行っている夫をもつ方のサポートは多いのですが、
失礼ですが、もう本当にやばい状態の別居か、
ぜんぜん大丈夫な別居状態かに分かれます。
もちろんまだ大丈夫な別居(別居予告)が多いので、諦めないでください。
実際その半年後に夫は戻ってきました。
「別れたから戻ってくるのでしょうか」と聞かれましたが、それは違います。
不倫相手と完全に別れてはいませんが、もう終わるも同然です。
戻って来てからのもう一押しです。
長期カウンセリングで相談者の妻が取り組んできたことは、
なぜ妻はそこまで責めたり攻撃してしまったのか。
そんな自分を理解するということと、変えていくこと。
不倫して悪態ついている夫に対しての言動、態度をどう変えるか。
しなくていいことは手放すこと。
やるべきことを勇気をもって、し続けること。
その内容を学び、自分に刷り込むこと。
出て行ってからの、夫への適切な言動、行動などのサポートでした。
「そんなんで本当に大丈夫なのか」と不安だったでしょう。
でも、今までの妻ではできなかった。
もっと悪くしていたはずです。
後になって、わかることって多い。
ピークエンドの法則(終わりよければすべてよし)でよいのではないでしょうか。
「不倫の終わらせ方が間違っています!」
私は相談者様にそう言うことがあります。
責める、攻撃型のいわゆる武闘派な方には、感情の起爆装置を押さない自分になる。
言わないでもいいことを言わない、やらないでもいい行動をしないこと。
そんな自分にしていく必要があります。
調和、ハーモニー志向の方は、波風を立てたくないから肝心なことが言えない。
自分の本心をもっと主張できる自分になる必要があります。
された妻自身がどのような信念を形成してきた人なのか。
それがどう夫婦関係に影響を及ぼしてきたのか。
不倫を知ってからの妻の自己防衛策に出ていたのです。
実際、私のカウンセリングでの重要なテーマにもなります。
最後にカウンセラーからこのカウンセリングプランの必要性、
なぜ妻が夫の不倫を終わらせることに意味があるのかをお伝えします。
妻が終わらせなくても終わった夫の不倫って確かにあります。
相談者様のなかにも「それを望んでいます」と、思われる方は多いでしょう。
夫が自ら女を切ったケースを想像しますよね。
それか、女の方から切ってきたもあります。
夫の不倫を確信して問い詰めた時期もありました。
その後もずっと苦しんだ日々でしたが、あまり波風立てずに不倫にも触れずにきました。
しかしやっと自覚したのか、不倫相手と終わった様子の夫。
夫婦、家族の大切さを思い知ったのか、夫婦に向き合うようになった夫だと感じた妻もいます。
また妻が自分で行動を起こさず、例えばですが、不倫の怪文書を送り付けたとか、外部から夫に圧力をかけたなど。
その方法をとるまで裏で必死に妻は動いたわけですが、妻はかかわっていない前提での不倫の終わらせ方で(期待するほどうまくいかないのですが)終わった不倫も稀にあります。
しかし妻が波風立てずに夫自ら不倫相手を切ったケース。
妻がかかわっていない外部の力や何かしらの策で不倫を終わらせたというケース。
私としては懐疑的でなりません。
これから将来に向けての夫婦関係という点では不安が残るのです。
もっと核心的なことを言うならば、
先々また不倫する確率の高さを残したまま、
今回に限っては上手く終わっていた、解決できたという結果。
そう思えてならないのです。
とくに不倫が夫と不倫相手との事情で破局が訪れたというケースはよりそう感じます。
不倫が妻にはばれていない(気づいていて妻が知らないふりを演じ続けていた)場合、ある意味勝手に不倫が始まり、勝手に終わったということです。
要するに不倫が妻にばれていない、夫婦の間で問題にもならなかった。
誰にも騒がれず、誰も傷つけず、修羅場にもならず、終わった関係。
その相手とはうまくいかなかった、合わなかった。
ずっと続ける間柄にならなかったということです。
けど、どっぷり不倫に浸っていた快楽という余韻は残ったままです。
自分が満たされないとき、逃げたいとき、不倫に逃げられるという手段を夫のなかに残したままです。
成功したこと、よかったことは、またしたい。
でも終わったのだからよしとしよう。
ですが、ほんとにそれでよかったのか。
この先、また不倫するという不安はどうしても拭えないのです。
できる相手がたまたまいて、タイミングが合えば、またする可能性は高い。
そう思うのは幾多の事例にかかわってきたカウンセラーの見解です。
だからです、不倫が妻にばれることは意味があると思うのです。
ばれなくて上手くやって欲しかったなんてありえない。
妻にばれて騒がれて、夫婦の死活問題とまで問題にされた意味はおおいにあった。
それもですが、妻が夫の不倫により、これまでの夫婦関係に気づかされた意味もあります。
夫との溝が深まるリスクを恐れず、不倫問題解決に向けて妻がそこまで言い切った、そこまでとった妻の行動には意味があったのではないでしょうか。
妻、家族をどれだけ苦しめ、傷つけた行為なのか身に染みた。
不倫は周囲を巻き込み、誰も幸せになれないこともわかった。
不倫の愚行によって、受ける代償は大きかったと後々気づいた。
不倫を妻が知らないまま終わったり、策を練って妻がかかわっていないように終わらせることは、夫にとっては不倫という疑似恋愛、刺激を満たしていた相手を失っただけの悲しさ、虚脱感しか残りません。
不倫を繰り返すことが、妻や家族をどれだけ傷つけることか。
この不倫によってそこまで妻を追い詰めたこと。
不倫を繰り返すことが、どれだけ社会的に不利益を被ることなのか。
夫は不倫に逃げるばかりで、どれだけ妻にきちんと向き合おうとしなかったか。
夫は不倫に逃げるばかりだったが、妻は守るべきものを守ろうとどれだけ必死だったのか。
どれだけ妻が苦しんだか同じくらい苦しむべきだという(そう思っている妻も多いなか)代償から不倫相手は何事もなかったかのように逃れること。
それでほんとによかったのか。
なんら不倫した夫のためにもなりません。
妻や家族だけが苦しみ抜き、終わったことでも日々辛い、、、。
夫は相手と切れた苦しみ虚脱感だけが残っていてでの今の姿。
相談者様が抱えている夫の不倫問題によっては、妻が行動を起こしたらさらに夫婦の溝は深まる場合もあることは承知しております。
しかしこの先、夫婦としてもう浮気、不倫のない夫婦を築いていきたい、スキンシップも含め夫婦向かい合っていく強い気持ちがあれば、真正面を向いて妻が終わらせることに意味があります。
その不倫の終わらせ方、いい夫婦関係を構築するためにカウンセラーが間違えないよう指導していきます。
〒289-1104
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