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不倫の関係はどの段階か

不倫問題の解決、夫婦関係再構築

心理面、行動面でサポートします!

コンセプト不倫の二人の関係性

不倫の関係が今どの段階か

夫の浮気相談者

私の場合はもう手遅れでしょうか。
夫と不倫相手との関係はどうなのでしょうか。
もう何をしても無駄でしょうか。
二人は終わる様子がありません。

さらに、離婚したほうがよいのでしょうか。
離婚になってしまいそうですか。

カウンセリング相談者様の苦悩は重々察します。
こんな夫を見てきて、不倫相手の気配を感じてきて、妻の不安や心配は尽きないでしょう。

でも、そこまで不安がらなくてもいいケースもあれば、危機感をもたないと大変な状況になりそうなケースもあれば、すでに深刻な状態というケースもあります。

では、カウンセラーはそれをどういう視点で判断しているのか。

〇不倫の二人の関係が今どの段階か。
〇不倫する前の夫婦関係はどうだったのか。
〇不倫がばれた後の夫婦関係はどうなっているか。


大きく分けてこの3点に注視しているのですが、今回は
不倫の二人の関係性が今どの段階かについて解説します。


不倫で高揚感と刺激を享受したい関係性

夫とダブル不倫相手

極端な例をあげますが、
すべてを捨てて駆け落ちする覚悟を決めている不倫関係の二人と、お互い家庭を壊さずに満たし合っていきましょうという二人とでは、雲泥の差があると理解できると思います。

離婚して一緒になる覚悟を決めている二人なら、深刻な状況であると言え、不倫している配偶者の不倫相手への気持ちは本気であり、どう対処するか慎重に考える必要があります。

また後者のような典型的なw不倫は、離婚して不倫相手と再婚する気持ちまではないわけですから、前者に比べれば不倫を終わらせやすいと言えます。

ですから直面している不倫がどの段階かを理解する必要があるのです。

しかし相談者様の多くはわかりません。
もうダメかもしれない。手遅れか。もう夫婦は終わったなどと思い込んでいる方もいます。
あまりにもネガティブに想像しないでくださいね。

では不倫の二人の関係性について、ステージ(段階)ごとに解説していきます。


まず最初の段階です。カウンセラーから見ても一番多い段階と感じます。

会ったり連絡を取り合っていることで、身も心も満たされる。
ドキドキ感や高揚感、そして受ける刺激はすごいものです。
配偶者では満たされないものを満たしたいから不倫している人たち。
恋愛欲求、性的欲求を満たしたいから浮気する人たちが典型的です。
毎日のように会っている(連絡をしあっている)からとか、接触頻度、密会回数で二人の関係の段階を判断すると段階を見誤ります。

問題は中身、内容です。
でも、連絡頻度は多くなる傾向はあります。
朝、昼、晩、夜中とか、いったいどれだけやりとりしているのか?と、発覚した際、妻が驚くことが多い関係もこのステージです。

刺激が欲しいから浮気したとよく言っておりますが、刺激欲しさ、もしくは配偶者では満たされない快楽を享受することを一番に優先している段階です。
夫の不倫なら、いつまでも男でいたい。
妻の不倫なら、いつまでも女でいたい。
自分が承認されていることに自信がわき、不倫相手によって身も心も救われていると勘違いしている人たちも多い。

恋愛に例えるなら、最初の頃、初期段階の頃と言ってよいでしょう。
不倫恋愛でも一番燃え上がるのはこのステージ(段階)です。

最初の数か月とか半年程度だろうと思う方も多いでしょうけど、そうとは言い切れないのです。

不倫恋愛におけるこのステージは、親密になってから半年もあれば1年もあれば、ずっとこの段階のままもあります。
浮気、不倫を繰り返す人、しやすい人はこのステージのままです。
この段階を楽しんでいるのです。
自由に楽しみたい、遊び感覚でもあり、浮気、不倫相手に対して妻が思っているほどの執着はありません。

ですから、妻が問い詰めたり、ちくちく責めたりすると、キレたり、離婚でもいいと言う夫もいますが、本気ではありません(このキレた夫の発言(浮気妻の発言)に対しても相談者様には正しく解釈できていない方が多いものです)。
まして、妻が離婚でもいいと詰め寄っても、「俺は離婚なんてしない」とか、「なぜだ!?どうしてそんなことを言うのか」と言ってきたりする。
妻がさらに夫を責めれば、「そんなに俺に嫌われたいのか」と言い返す。

家庭を壊すほど本気で相手に気持ちがいっているわけではない。
男は本能として癒しは必要だ。他の旦那たちも皆していること。
夫として父親として責任を果てしているから少しくらい自由にしてもいいじゃないか。
目くじらをたてて騒ぐ妻が理解できない。
妻が騒ぎ立てるから、家の中がぐちゃぐちゃになってしまうのだ。
どうでしょうか、認識が歪んでいます。
不倫で一番多いステージにおける、夫たちの脳みそです。


価値観が一致し、より結びつきが強くなる二人

夫と浮気相手

恋愛で言えば、始まったばかりの初期段階の頃から、さらに進行してお互いが思っていること、考えていること、人生観とか価値観が合うことでより結びつきが強くなっていく場合があります。

そんな状況のなか、不倫相手とは恋愛感情を越えた価値観の一致などで、不貞関係だけの関係性ではなく、そこに共通の趣味、ビジネスなど共有できる部分があればあるほど、体の関係以外での繋がりも深くなっていくものです。

よって、初期段階(第一段階)のときにキレながら言った離婚、別居発言は、数時間後や翌日には普通に戻って何も言わなくなったとか、不倫している方からは離婚、別居など切り出してはこなかったのが、この段階になると、不倫しているほうの離婚や別居発言は一貫性が出てきて、本気なのかと感じてしまうものです。

ですから不倫を終わらせる対処をしても夫婦関係は悪化するだけで、水面下に入る可能性が高いことは否めません。
また、不倫相手と別れる(終わりになる)くらいなら、離婚でもいい、離婚して自由にしたいと、とち狂う人たちにもなります。

要するに不倫相手への執着心が強く出てきている段階なのが、第一段階の二人とは次元が違うのです。
どっちもうまくやっていこうから、もう選ばなくてはいけないと追い込まれている状態と言えます。

ただ不倫夫(不倫妻)もまだ一方的に出て行ってはいませんが、不倫の二人の関係性という視点で言えば黄色信号は点滅している段階です。


不倫相手をライフパートナーと決めている

夫婦カウンセリング相談者

さて、ここから先のステージに進んでいくと、不倫同棲をし始める。
もしくは夫の不倫であれば、夫が家を出て行く可能性が高まります。
まだ家を出て行かなくても、不倫相手とこの先の人生を模索し始めます。

もちろん第二段階のステージでも考えたりはしますが、本気度が違います。
不倫相手対して「妻とはダメだから離婚する。」とか、「あなたと一緒になりたい」などの常套句レベルとは違います。
かなり具体性が出てきます。
夫が突発的に家を出て行く場合もあるのですが、第一、第二段階の頃、不倫相手の部屋に出入りしたり、頻繁に外泊していたり、しばらく帰ってこなかった行動と一緒くたにしてはなりません。
もっと前々から、離婚の決意、出て行く覚悟を決めていたわけです。
淡々、着々と移転先を決めるなど計画していた夫もいます。

そして執拗に離婚を迫ってくることが多く、別居先からも「早く離婚してくれ」攻撃もしてくるでしょうし、離婚調停を申し立ててくる夫も少なくありません。

いずれにしろ、夫は不倫相手の運命を背負う覚悟で、不倫相手も夫と供に歩んでいく覚悟ができています。二人がお互い相手を理解し、補完し合って生きていくつもりです。

不倫の二人がいきなりこのステージに突入することはまずないでしょうけど、この段階に入るまで不倫に気がつかなかったか、あやしんでいても放置していたか、何度か問い詰めたけど、逆ギレされてそのままだったか。
また、妻なりに対処してもう終わったと思っていた方もいるでしょう。
また、不倫を放置して愛され妻を長く実践してきた方もいるでしょう。


初期段階(第一段階)から不倫関係が進行していく要因としては、様々な要因が絡んできます。
不倫相手が独身で、執着心が強く、略奪したい系の女性だったとしても、第二、第三のステージにまで行くとは限りません。
どんなに夫婦関係が悪くても、第二、第三のステージに入るとは限りませんし、
また、夫婦関係に問題がなくても、第二第三のステージに行くことはあります。

いずれにしろ、離婚の意思が固まり、不倫相手の人生、運命までも背負っていく第三段階に入っていかない前に対処することが重要です。
すでに夫婦関係がかなり冷え込んでいたり、ただの家族(同居人)のような状態になっている方は要注意です。

自分の夫(妻)の不倫はどの段階か。
夫の離婚という発言だけでは判断できないのです。
この問題を安易に捉えず、目をそむけずに、もっと危機意識をもって欲しいと思います。
また逆に、相談者様が不安に思うほどの状態ではないのに、ネガティブに考え過ぎて意味のない行動に走らないでください。

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