相手が自分のことを好きになってくれた。
だから自分も意識して相手を好きになった。
自分から追い求めるより、そんな関係のほうが安心できて心地いい。
不倫する人達の中にも、こう思っている人たちはいる。
不倫相手に必要とされればされるほど、相手に応えてあげたい気持ちは増し、
相手に応えてあげたら、自分に返ってくる満足感は大きいと感じるもの。
妻に家族に、仕事に交友関係などのどれかに、もしくはそれら複数に対して自信を失っていた夫であれば、自分の存在する意味はあるのかと感じていたかもしれません。
でもその時、不倫相手によって自分の存在する必要性を感じていたとしたら、、、。
であれば、自分も不倫相手を必要な女性、失いたくない女性という気持ちが大きくなっていくでしょう。
不倫の二人の関係性を見ていくと、そう感じてならない二人はいるものですが、
この夫の思いが、
「不倫者の戯言か!?」、「不倫しているくせに、ほざくな!」と片付けていては、
問題の本質に迫れないことも事実です。
「浮気、不倫した夫の私(妻)に対しての気持ちを教えてください。」
と尋ねてくる相談者様は実際に多いものです。
どのような理由があっても、浮気、不倫をしてはいけない思い、
した夫は許すことはできない気持ちがありながらも、夫の心理が知りたいのです。
つまり、すべて夫が悪いわけでもないという思いがあるからでしょう。
現実を受け止める気持ちに少しづつ傾いているわけです。
そのような意味を込めて、夫が妻に抱いていた気持ちを知って、理解しながら、
妻はこの問題にどう向き合うべきかを考える必要があります。
もし、夫が「俺は妻に愛されていないのではないか。」という思いでいたならどうでしょうか。
「俺のことは好きか」などと恋人同士でも恥ずかしいような質問を妻に投げかけてくる夫もいます。
「夫婦なのに何を女々しいことを言って」と思ったり、
「どうだろう、わからない」と答えた方は要注意です。
夫の心理としては、妻は自分にどこまでの気持ちがあるのかわからない。
ひょっとすると、好きではないのかもしれないという不安があった。
日頃の妻の自分(夫)に対する言動、態度を見てきてそう感じてならないから、聞いてみたわけです。
また、このような質問をする夫は、
自分(夫)は妻に関心があって好き(愛している)という気持ちの夫が多いはずです。
ただ、誰しもこんな質問を妻にするわけではない。
そう思っていた夫だったと捉えてください。
自分が思いを寄せている相手だから、自分も思いを寄せられたい。
相手が自分のことを好きであれば、自分だって相手のことを好きでいたい。
結婚して何年かたち、(夫婦によっては家族が増えて)夫婦のカタチも変化していくものですが、
結婚しても相手に独身の時のような、
結婚後まだ夫婦二人きりの時のような愛を求めるのは、
妻より夫のほうが多いのかもしれません。
少なくとも浮気、不倫した夫たちの中には多いはずです。
じゃあ妻の愛を感じなかったら、不倫してもいいのか!?
された妻の苦しさ、痛みがどれだけのものか夫はわかっているのか!?
そう言いたい方もいましょう。
そのお気持ちは重々理解できますが、
ここでは浮気、不倫した夫が妻に抱いていた気持ちを伝えております。
また、浮気、不倫した夫はこれからの夫婦をどう考え、
私(妻)にどう思っているのかを知るためには、
受け止められるかどうかは別として、聞く耳ももってくださいね。
夫が抱いていた、
「僕は、妻に愛されていないのではないか」という思い。
浮気、不倫した夫の中には一定の数、いることは事実です。
例えば夫がそのように感じる原因としては、
何かしらの理由で夫婦寝る部屋を別にした。
夫が勝手にではなく、妻のほうが「ちょっと〇〇だから」と提案したケース。
妻に悪気がない。夫婦で承諾して別室になった方々も多いはずです。
また、セックスを夫はしたかったが、妻が敬遠(拒否)した。
それは妻もはっきり記憶にあることだった。
もちろん敬遠したり拒否する原因もわかります。
日頃の夫の家事育児などに対する協力のなさが圧倒的で、疲労困憊な妻はもはや夫の欲求に応える気力も体力もなかったということですが、今回はそこは深堀しません。
しかし夫としては、セックスは妻の愛を感じる行為であることは否めませんので、
妻は自分(夫)に対して、気持ちはないのかなと思えてくるわけです。
また、意外とよくあることですが、夫の単身赴任が決まったとします。
夫は妻も連れて行きたかった。
でも妻は、理由があって拒否した(仕方がないのですが、どう感じとるかは夫次第)。
夫婦といえども他人ですし、わかり合えなくても仕方がないのですが、
夫は妻は自分に対しての気持ちはないのかなと感じていたかもしれません。
一人になってから寂しい空気を漂わせ、離れている妻に連絡を頻繁にとってくる夫もいます。
また夫の居住地にあまり行ってあげなかった妻もいます。
ただ、以下のことはよく聞くと思いますが、
妻は子供のことばかり関心があって俺(夫)に無関心だったとか、
家が散らかっているとか、食事の味がどうとか、小遣いが少ないとか、
実家の問題、子供の教育方針のすれ違いとか、
日常生活の中での喧嘩は言うほどのことではないのです。
それらがイコール、妻の夫に対する愛情不足だ!って言い切る人もいないだろうし、私だって思いませんし、むしろどこの夫婦でもありがちなことです。
それより深刻な爪跡を残すのは、
夫自身のことをバカにしているような妻の言動、態度の数々。
そして先も言いましたが、妻によるセックスの敬遠、拒否の問題(言動もあれば態度もある)。
長年にわたる夫婦の寝室が別という問題、
そして単身赴任などによる別居期間が長期に及ぶ場合です。
夫婦の間にこのような問題があると、その後、大きな問題になる(浮気、不倫問題が起きる)リスクは大です。
であれば、不倫がばれて妻に責められた際、
俺はずっと我慢してきた。
あなたは(妻)は俺のことなんてどうでもいいんだろう。
あなた(妻)はどうせ俺のことなんて好きじゃなかったのに。
と言う夫になるのは間違いありません。
それは夫自身、浮気、不倫する前から思っていた気持ちなのです。
もちろん妻の思い、気持ちもわかります。
なぜ、そうだったのかと言ってやりたいでしょう。
なぜ、あの時はっきり言わなかったのか!?って思う方も多いと思います。
でも、言える状況ではなかった。
もう諦めていた、期待しないことにしたと、俺は頑張っていた感を出す始末。
あの時はこうだったと、夫の気持ち、妻の気持ちをぶつけ合っても堂々巡りでしょう。
だから堂々巡りになることはもうやめて、いったん冷静になって知って欲しいのです。
夫が不倫したわけです。
でも妻は、離婚など夫婦を諦める方向ではなく、夫婦関係を取り戻したい思いです。
だから夫の心理を知りたいわけですよね。
どうすることが解決に繋がるのかを考えなければなりませんから。
そのためにカウンセラーは夫の心理を言わざるを得ないわけです。
妻には自分(夫)が求めている愛情などないんだろう。
俺の存在ってなんだろうっていう思いの夫だったから、すぐに浮気、不倫したわけではありません。
そのような状況に置かれていたなか、自分(夫)に興味、関心を抱き、好意を寄せてきた女性がいたということです。
つまり夫婦関係がよくなかった、問題があったなか、浮気、不倫問題が勃発したという流れになるわけで、夫婦関係には問題って言える問題はなかった、むしろ夫自身の問題だ!と言える浮気、不倫も多い中、夫婦関係に起因する事例も少なくはありません。
さらにまずいことに、このような経緯できますと、
浮気、不倫が妻にばれてから、夫婦関係はさらに悪化することが多いものです。
要するに妻は妻でなかなか引かずに、夫を責め続けるからです。
夫も最初はさすがにとぼけているが、逃げきれなくなり認める。
そして今度は開き直る。
嘘をついていたことは謝っても、不倫したことは詫びてこない。
俺は悪くない。そもそも夫婦は破綻していた。妻は俺に愛情はなかったはずと言い張るわけです。
さらに妻も、不倫した夫なんかに負けたくない。
不満があったから不倫していいわけじゃない!と、許せなくなるのは皆様同じです。
となると、
子供がいなければ、私一人だったなら離婚してもいいのに。
とか、
子供が成長して自立したら、私の身の振り方を考えなきゃ!
とか、
あなたは離婚したいのか!?このままじゃ離婚だよ!
そう言いたくなる妻も多い。
となると、夫としては、
妻はやっぱり俺のことは好きじゃないし、結局金か、都合がいいからか。
妻は離婚してもいいくらいの気持ちなんだと感じたりする。
勝手に不倫しておいて、また妻に失望したり、不安になっている。
じゃあ妻が気づき、冷静になって、
夫に気持ちがあるような言葉の数々を投げてやればいいのか。
と言っても、人の気持ちはそうすぐには変わりません。
俺の気持ちは固まっている。
何をいまさら、もう遅い。
俺はもうそういうつもりはない。
そんな言葉が返ってきます。
家族でも友人知人でも、恋人でも、
大切にしたい相手には相手の嫌がることは言わないし、しませんよね。
相手がして欲しいこと、望んでいることを気にかけますよね。
妻はそんなつもりはなかったとしても、あの頃、夫にとってはそう感じていた、辛かった
ときがあった。
そんな状態に置かれているなか、たまたま波長の合う女が好意を注いでくれたら、
なびいてしまう過ちを犯すことは無理がないかもしれません。
夫は身だけなびいているのか、
身も心も行ってしまっているのか。
それによって問題の困難さは違いますが、
ここまでの夫の心理も理解したうえで、受け止めてあげたうえで、
妻は夫に向き合っていきませんと、不倫問題は解決に向かっていきません。
もし、制裁を加えないと駄目かと思っていた方は、その意識を変えませんと、問題はさらに困難を極めます。
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