夫の不倫相手に会ってきた!
妻が夫の不倫相手に会いに行ったのは、夫との関係を断ち切らせるためです。
妻が今日こうやって不倫相手に会いに来たことは夫には言っておりません。
不倫相手は夫と同じ職場。実家で両親と暮らしている40歳の独身女性でした。
不倫相手に会うために、妻が準備して持ってきたのは、
〇家族の写真(夫と妻と子供が写っている写真)
〇夫と不倫相手がキスをしている証拠写真(依頼した探偵社が撮影した証拠写真を数枚コピー)
〇夫との交際を絶つことを約束させるための誓約書(念書)
自宅の玄関付近を嫌がった不倫相手は、妻と一緒に付近に停車されていた妻の車に移動しました。
妻は助手席に不倫相手を乗せると、
「今日こうやってあなたに会いに来たのは、、、」と話し始めました。
妻は最後まで不倫相手に罵声を浴びせたり、強い口調で責めることはしなかった。
また不倫相手も妻に反論したり、言い返すこともなく黙って聞いていたという。
不倫相手に妻は、「確かにうちの主人も悪いのはわかっています。
でも妻子ある男性と知りながら受け入れたあなたの責任も大です。
主人があなたになんて言っていたのか知りませんが、
私に離婚を言うわけでなもなく、家では何事もなかったかのように普通にしています。
子供たちも主人を慕っています。もちろん私も離婚するつもりはありません。
もうこれ以上、私たち家族の幸せを奪わないでください!」
妻は不倫相手に夫と連絡も接触もしないことを約束させるための誓約書を見せ、
誓約書に誓う(サインする)なら不倫の慰謝料は請求しないと伝えたのでした。
反論することもなかった不倫相手は、妻に言われるまま誓約書にサインしたという。
彼女の顔をちらっと見たら、涙が流れていた。
そのとき、妻はこう思ったという。
「彼女もさすがに反省したのだろう。」と。
「彼女は最後に小さな声で、『申し訳ありませんでした』と言いました。
私は彼女からお金をとりたいわけではなかった。
主人との不倫を終わらせてくれればいいだけ。
涙ながら自分の非を認め、誓約書にサインした彼女の態度でもう大丈夫だと思いました。」
妻は今日こうやって夫の不倫相手に会ったことで、
もう二度とこんな過ちはしないだろうと確信したのでした。
夫と彼女の不倫は再発していた
妻は夫に、彼女に会ってきたことを告げたという。
夫は知らなかった様子だった。
また妻がとった行動に夫は切れることもなく、天を見上げ、ため息をついた後、
「心配かけて申し訳なかった」と言ったそう。
そして、
「家庭を壊すつもりはなかった。
別に彼女のことが好きだなんて思っていなかったし、不倫という意識もなかった」と。
その後、夫の帰宅時刻も早まり、本当に彼女と切れたと妻は確信していたのですが、
一度夫の浮気を見抜いた妻はまた見抜くものです。
また一度浮気がばれた夫はまたばれるものです。
妻のなかに、「もしかしてまた!?」という疑惑が浮上してきたのです。
妻が再発をあやしんだのはこうでした。
〇以前はリビングに妻がいても、スマホばかり見ていたのですが、それはピタッと止まりました。
しかし夫がトイレにスマホを持ち込んで長時間出てこない。
トイレの中で不倫相手と連絡をとっているのでは?と感じてならなかったこと。
〇これまでも休日出勤は多い夫ですが、その行き帰りに不倫相手と会っているのでは?という疑惑。もはや二人が会えるのはそのタイミングしかないだろうと思えたこと。
〇さらに不倫相手が実家を出てマンションを購入し一人暮らしを始めた情報が入ってきたこと。
結果、妻の勘が当たり、夫と不倫相手の関係は再発していたのでした。
不倫の再発を知った妻は、
夫にそして涙を流していた不倫相手にも裏切られた思いで打ち砕かれました。
妻があの時、不倫相手に会ったことは意味がなかったのか。
不倫相手があの時、妻に見せた謝罪、涙はなんだったのか。
深く反省した夫だったのに、夫を信用していたのになぜまた裏切るのか。
同じような状況の方は多いことと思いますが、
一度妻にばれた程度ではそのまま水面下に潜ったり、
しばらくして再発することは珍しくないのです。
ですから、一度目の発覚で妻が不倫相手に会って関係を終わらせたということですが、
カウンセラーとしては「中途半端な対処では安心できませんよ」というのが見解で、
当時カウンセリングしていたら、違う対処方法を指南したはずです。
不倫相手の謝罪にこだわらないことです!
この相談者様のケースの問題点は最初の段階での不倫相手への対処方法と、
その後の夫への向き合い方に起因すると考えられます。
もちろん最後は不倫した二人の自覚ですが、
自らの自覚で終わらせられるわけでもなく、この事例も妻の力が必要だったわけです。
信じたい気持ちが強かったりポジティブに捉え過ぎると、誰しも同じケースになります。
不倫問題を解決するためには、もう少し警戒する必要があるのです。
以下のことを念頭に置いていただきたいのですが、
〇不倫相手の謝罪にこだわらないこと。その謝罪が相手の本音ではない場合は多い。
実際、「せめて謝って欲しい」、「なんとしても謝罪させたい」と思う妻もいます。
なかには不倫相手の方から「謝罪したい」と打診してくる場合もあります。
不倫相手から言ってくる場合、水面下に入る可能性は大です。
不倫相手の謝罪=何があっても不倫関係を断ち切る決意ではありません。
今の不利な立場から逃げる、ピンチを乗り切るためには、
夫と結託する場合もありますが、妻に謝る、涙する、土下座するは容易いことです。
〇もっと多いのは自身の夫だけに不倫をやめるよう、もう連絡もとらないように釘をさしただけ。
そんな対処だけで済ませた妻も意外と多いものです。
この不倫問題は、その程度ではほんと終わりません。
〇妻が不倫相手に直接会うことは必ずしも正解とは言えません。
不倫相手になど会わずに対処はできるのです。
その対処は、妻からの通達書面、誓約書、場合によっては慰藉料請求となりますが、
どのような内容で、どこまでするかは個々によります。
しかしほとんどのケースで不倫相手の謝罪にはこだわりません。
人間の反省も謝罪も不思議なもので、
そのときは反省していても、月日が経てば薄れていくものです。
それは不倫の謝罪でも同じです。
もちろん反論してくる不倫相手もいます。
逃げる不倫相手もいます。
何をとち狂っているのか妻に攻撃してくる不倫相手もいます。
そのような不倫相手よりまだましでしょうが。
様々な夫婦関係と同様、様々な不倫関係があり、
それに比例していろいろな不倫相手がいます。
どう対処していけば得策か、カウンセラーは個々のケースに対して考えていきます。
カウンセラーがここまで言うのは、
不倫相手が不利益を被っていない状況で、妻が野放しにしたことも原因ですが、
それをいいことにまったく懲りず、いつまでも我欲を優先し、
不倫から抜けられない不倫相手が多いからです。
自分がした愚行を身に染みて反省させる機会は必要です。
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