夫のダブル不倫に日々悶々としている妻。
不倫が発覚した頃は問い詰めたりしていたが、誰が聞いても無理のある言い逃れ三昧な夫だった。
もう何を言ってもダメだと思ってはいたが、ここまで築き上げた夫婦の絆、家族の絆を壊したくなかった。
だから夫が不倫を終わらせられなくても妻は夫婦を続ける選択をした。
不倫している夫の態度と言えば、
黙って俺の好きなようにさせておけ、
ちゃんと帰ってくるし、経済的に責任も果たしているではないか!
いったい誰のおかげで生活できていると思っているのか!
不倫相手のことで突っついたときも、「彼女に何かしたら俺はただでは済まない」とか、「そんなことをしたら離婚だ!」とまで言う始末。
まるで主導権は不倫している夫が握っているようだった。
そしてそれから段々と妻は夫の不倫のことについて言わなくなった。
というより言えない雰囲気になっていったのです。
妻が夫の不倫に触れようものなら、凄い剣幕で切れだす夫。だから怖いし話しにならないのです。
このように妻によっては何を夫に言っても堂々巡りだから、もう言わないことにしている方も多いものです。
夫の不倫に触れない、波風立てないように接していこう。
問い詰めることはせず、聞いたりも詮索もしないこと。
とくに不倫を疑っているようなこのようなフレーズは禁句です。
「まだ続いているの?」、「彼女とどうなったの?」
こんな言葉を発したら夫は逆切れするでしょうから。
とにかく不倫の話をしなければ、それほど機嫌が悪くならないし、普通に会話もできる。
これではまるで腫物に触るかのようだ。
もちろん無性に腹が立つときもある。
でもこの放置はきつい、、、。
夫のご機嫌を取り続ける日々も辛い。
帰ってきた時刻を見て、女と会ってきたな。
車の中を見て、女を乗せたな。
スマホをこそこそ見ていたり、メールやラインの着信音が鳴るたびに、「あっ!女からだ」と、その度に心を深くえぐられる。
ほんともう限界だった。
なぜ、ここまで我慢し続けなければならないのかと。
「そのうち不倫なんてやめるさ」とアドバイスしてくれる人もいる。
「子供のために我慢しなさい」と言う身内すらいる。
だから頑張ってきた。
でも夫の行動はエスカレートするばかり。前より酷くなってきたようにも感じる。
それが妻の目の前で起きている事実だったのです。
妻は夫の不倫相手が既婚者ということはわかっていた。
同じ職場の女性とのダブル不倫だった。
夫と彼女のラインを見たこともある(時折見れている状態だった)。
その内容は、二人の世界に浸っている恋愛ごっこそのもの。
不倫相手にも旦那さんやお子さんがいるのに、いったい彼女はどうしたいのか、どんなつもりなのか。
彼女のご主人は不倫を知っているのか。
もちろん気になって仕方がなかった。
また夫が不倫密会した日、帰宅が夜遅いときもあったし、午前様になることもあった。
いったい彼女は子供をどうしているのか。
常識のある妻たちにとっては、まるで独身女性のごとく自由に外出している女が不思議でならないものです。
それと妻はダブル不倫を黙認しているわけではない。
なんとかしたい、終止符を打たせたい気持ちはいっぱいです。
ただここで探偵つけて不倫の証拠を得て、不倫相手に行動を起こしたら逆効果。
そんなことをしたら夫の気持ちはどんどん離れ、最悪望まない離婚になってしまう恐怖もあった。
だから黙々と自分が変わることを意識して、実践し続けるしかなかった。
そのようなマニュアルを購入した妻も多いもの。
そんな悶々とした日々を過ごしていたなか、思わぬ出来事が起きたのです。
夫の不倫相手の旦那さんが家に乗り込んできたのです。
「主人は当然真実を言いませんが、あの男性は間違いなく彼女の旦那さんです」
とある休日の日中、不倫相手のご主人が家にやって来たのです。
夫は家の前で車を洗車していたときだった。
「急に現れた見知らぬ男性に声をかけられ、驚いている表情でした。とても顔見知りとは感じられません。」
たまたまリビングから外を見ていた時に妻の目に入ってきた光景でした。
「もしかして、、、」
妻はなぜか彼女の夫ではないのか?と思ったそうでした。
そして夫は洗車をやめて、家にいる妻に「会社の人が来て、ちょっと打ち合わせに行ってくるから」と言い残し、その男性と歩いて去っていったのです。
多分、彼女の夫の車に向かったのだろうか。それはよくわかりませんが、とても会社の人とか知人を相手にしているような様子ではありません。
その後、2時間ほどして帰ってきた夫の表情は暗かった。
何もしゃべらずむすっとしたままだった。
その見知らぬ訪問者が不倫相手の旦那さんだったのかという証拠はありませんが、帰ってきた夫の様子を見たら、間違いないだろうとさらに確信した妻でした。
実際、この日のこの出来事を境に、夫の不審な行動、つまり帰宅時刻が遅い、「晩御飯はいらない」ということがなくなったのです。
妻も聞かないようにしていましたが、急に現れた男性とどこかに行って帰ってきた後に、「さっきの男の人は誰?」ともう一度聞いてみた。
「だから会社の人だって!」と苛立ちながら言った夫だったとか。
その動揺ぶりを見たら、「これで夫も懲りただろう」と脳裏に浮かんだ妻でした。
夫の不倫問題に直面した際、夫に対して、
どうしようどうしようと、どうしたら良いのかなかなか決断できない人、
とんでもないとすぐに白黒はっきりさせたい人、
自分がどうなるかは様々です。
事を荒立てずに、波風立てないで放っておいて、自然に破局してくれたケースもあります。それはまさしく夫と不倫相手が二人の事情で終わりを告げただけのことです。
しかしそうなることを期待したい妻の思いに対して、エスカレートして酷くなっていく不倫のほうが多いとカウンセラーは実感しております。
この妻の事例もそのような方向に進んでいる状況だったことは否めません。
この不倫相手の夫婦関係、家庭の状況がどうだったのかはわかりません。
また自宅に乗り込んできた不倫相手の夫が探偵つけていたかまではわかりません。
しかし何かしら不倫の事実を知って(確証して)、うちの夫のことも把握して、このような行動をとったわけです。
つまり不倫相手の夫にとっては、妻の不倫を放置できないという人だったわけです。
不倫相手夫婦はその後離婚には至っていない様子でしたから、夫婦を続けるうえでの旦那さんの行動だったのです。
こちらからすれば、夫の不倫を放置して夫の行動がどんどんエスカレートしていくなか、妻ももうこのままでは何も変わらないと感じていた時期だったと言います。
そのようなとき、不倫相手のご主人が動いてくれたことが功を奏したわけですが、到底自分にはできないことだったようです。
とうの夫といえば、あの日以来意気消沈していながらも、妻に対して反省している、悪びれた様子はないようですが、
「騒いでくれた(行動を起こしてくれた)不倫相手の旦那さんに感謝します」と言っておりました。
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